とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ホームのマンCは神懸り的。首位アーセナル相手に6得点。プレミアリーグは3チーム首位肉薄。

 先週行われたプレミアリーグ第16節、4位マンCが首位アーセナルをホームのエティハド・スタジアムで迎え撃ったゲームを観戦した。今シーズンホームで7戦7勝29得点。実に1試合平均4点以上のゴールを挙げているマンC。このゲームでも序盤からマンCが積極的に攻め込んでいった。
 11分、右SHウォルコットのクロスを左SHウィルシャーがシュート。10分を過ぎてようやくアーセナルが押し返し始める。すると14分、ナスリのCKをニアでCBデミチェリスが逸らし、OHアグエロがボレー。このシュートがきれいに決まってマンCが先制する。
 ようやく攻めだしたと思った途端の失点。すぐにアーセナルが反撃を強める。しかしマンCの動きがいい。21分にはCBコンパニーがナイス飛び出しでパスをカット。そのまま持ち上がりスルーパスにCFネグレドがシュート。27分にはCHトゥーレのヒールパスに左SHシルバが抜け出しシュート。DFのブロックをCFネグレドが拾い、クロスにCHトゥーレがミドルシュート
 ところが31分、CHトゥーレにプレスをかけてボールを奪ったCHラムジーが左に展開。OHエジルの戻しを右SHウォルコットがシュート。きれいなパスワークでアーセナルが同点に追い付いた。さすがエジルがボールを触ると、チャンスが生まれる。
 しかしマンCの勢いが止まらない。34分、CHトゥーレの縦パスを左SHシルバが受けてドリブルからスルーパス。CFネグレドが抜け出しシュートを放つ。そして39分、CHトゥーレから大きく右に展開。右SBサバレタのクロスにCFネグレドが飛び込んだ。ゴール。前半のうちにマンCがまたリードを奪った。その後もアディショナルタイム1分、ナスリのCKにCBデミチェリスがヘディングシュート。4分にも左SHシルバがミドルシュート。マンCがペースを握ったまま、前半を終えた。
 後半に入ってさらにマンCのプレスが速い。5分、アグエロが突然右ふくらはぎの不調を訴える。ヘスス・ナバスに交代する。しかしそんなことでマンCの勢いは止まらない。スローインで始まった直後のプレー、OHエジルを左SBクリシーとCFネグレドでプレスをかけ、CHフラミニに出したパスをCHフェルナンジーニョが途中がカット。そのまま持ち上がりミドルシュート。これが見事に決まり、マンCが2点差に突き放す。
 アーセナルも必死に反撃。7分、左SHウィルシャーのクロスにCFジルーが飛び込む。シュートは枠を外す。11分、右SBサーニャのクロスにCFジルーがヘディングシュート。わずかにポストの左に外れる。惜しい。そして18分、OHエジルが起点となってCHラムジーのスルーパスに右SHウォルコットが抜け出してシュート。ループ気味にGKをまいてゴールに飛び込む。アーセナルが1点差に追い付く。
 しかし21分、マンCは右SHナバスからのクロスをOHシルバが足先で合わせる。ゴール。4-2とまたも突き放す。23分、左SHウィルシャーミドルシュートはGKパンティリモンがファインセーブ。27分、シルバに代えてCHミルナーを投入。ヤヤ・トゥーレをOHに上げる。アーセナルもCHフラミニに代えてグナブリーを投入。28分、右SHナバスがボールを奪い、左SHナスリのスルーパスにナバスが抜け出してシュート。サイドネットにかかる。32分には左SHウィルシャーのドリブルを右SBサバレタが止めると、右SHナバス、左SHナスリとつないで、CHトゥーレがミドルシュート。交代したミルナーとナバスも運動量多くがんばる。
 アーセナルは31分、ジルーに代えてベントナーを投入。クロスにヘディングシュートを決める場面があったがオフサイド。マンCの守備を崩しきれない。43分、左SHウィルシャーから左SHナスリがボールを奪い、CHフェルナンジーニョがドリブル。いったん左のナスリに展開した後、戻しのパスをフェルナンジーニョがシュート。マンCが決定的な5点目を入れる。
 アディショナルタイム1分、ウォルコットのFKはGKパンティリモンがナイスセーブ。4分、ようやく右SBサーニャのクロスにCBメルテザッカーが飛び込みヘディングシュート。3点目を返したが、5分、中盤のミスパスをカットしたCHフェルナンジーニョのスルーパスに走り込んだCHミルナーをGKシュチェスニーが手をかけて倒す。PK。これをトゥーレが決めて6-3。壮絶な点取りゲームはマンCが6ゴールを挙げて首位アーセナルを粉砕した。
 これで首位アーセナルまでの勝ち点差は3。間にリバプールチェルシーを挟み、上位4チームが勝ち点差3の中にひしめく状況となってきた。次節はアーセナルチェルシー、さらに年末には第18節マンC対リバプール、第19節チェルシーリバプールと続く。年末のプレミアリーグから目が離せない。