とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

これぞプレミアリーグ、マンC対アーセナル。最後まで目が離せない攻防の末のドロー。

 前節ストークに苦杯を喫して2勝1敗の昨シーズン王者マンCに、サンチェスを補強するも1勝2分。今一つ乗り切れないながら、ホームの大声援に応えたいアーセナル。ジルー骨折の危機も、マンUから移籍のウェルベックがCFで先発した。マンCはヤヤ・トゥーレとフェルナンドがケガでベンチ入りせず。CHにはフェルナンジーニョランパードが入った。
 序盤、アーセナルが積極的に攻めていく。7分、右SHサンチェスがミドルシュート。8分にもMFウィルシャーのスルーパスに右SHサンチェスが抜け出すが、GKハートがセーブ。だがマンCのプレスも早い。10分、CFアグエロがドリブルで仕掛ける。だがアーセナルのプレスが上回る。11分、左SHエジルのスルーパスにCFウェルベックがシュート。12分にはマンCアグエロのバックパスをCFウェルベックが拾い、飛び出すGKハートの上を抜くループシュート。だがポストに弾き返される。15分にも右SHサンチェスの縦パスをCFウェルベックが落とし、MFラムジーがシュート。GKハートがセーブ。その後もお互いイキイキとした攻防が続く。
 26分、CHランパードの縦パスを左SHミルナーがつなぎ、CFアグエロの落としから中に走り込んだミルナーミドルシュート。そして28分、カウンターから右SHナバスが駆け上がると、クロスにCFアグエロが巧く流し込む。ゴール。マンCが先制点を挙げる。さらに32分、右SHナバスのスルーパスに右SBサバレタが内側を駆け上がり、落としをOHダビド・シルバがシュート。GKシュチェスニーがナイスセーブを見せる。
 41分にはサンチェスのFKのクリアを左SHエジルミドルシュート。前半半ば以降、マンCの勢いにやや押された感もあるが、まだまだ余力を残して前半を終えた。
 マンCは後半頭からランパードに代えて左SHナスリを投入。ミルナーをCHに下げる。後半序盤、アーセナルが攻勢をかける。2分、MFラムジー、MFウィルシャー、CFウェルベック、SHサンチェスとつなぎ、CFウェルベックがクロス。3分、MFウィルシャーのスルーパスに右SHサンチェスがクロス。CFウェルベックに渡らない。アーセナルが高いプレス、短いパスをつないで攻め立てる。
 マンCもじっと守ってカウンターを狙う。10分、CFアグエロが流れを引き戻すミドルシュート。14分には左SBクリシーがドリブルで仕掛け、シルバのスルーパスに抜け出しループシュート。わずかに枠を外す。
 だが18分、お互い気迫のこもった中盤の攻防からMFウィルシャーがパスをつなぐと、SHサンチェスの縦パスをMFラムジーが落とし、ウィルシャーがシュート。ついにアーセナルが同点に追い付く。
 20分、CFアグエロがまたミドルシュート。さらに右SHナバスもミドルシュート。勢いを変えようとする。22分にはCFアグエロに代えてジェコを投入。だがアーセナルの勢いが止まらない。22分、CFウェルベックの縦パスからSHエジルが右に流し、右SBドゥビュシがシュート。そして29分、MFラムジーのクロスをCBコンパニーがヘディングで大きくクリア。だがこれをMFウィルシャーがヘディングで前に送ると、SHサンチェスがボレーシュート。ネットに突き刺さり、ついにアーセナルが勝ち越した。
 32分にもMFウィルシャーのスルーパスにMFラムジーがシュート。マンCも32分、フェルナンジーニョに代えて左SHコラロフを投入。攻撃的な布陣にして反撃を開始。ところが36分、アーセナルは右SBドゥビュシがトラップの際に足首を痛めてチャンバーズに交代する。これで少し勢いが削がれたかもしれない。38分、コラロフのCKにCBデミチェリスがヘディングシュート。右上隅に飛び込み、マンCが同点に追い付いた。
 アーセナルは42分、ウェルベックをオクスレードチェンバレンに交代。だがアウェイのマンCが勢いに乗って攻めてくる。43分、右SHナバスがドリブルからクロス。DFブロックのこぼれ球を左SHコラロフがシュート。ポストを叩く。さらにアディショナルタイム3分、OHシルバのスルーパスにCFジェコが抜け出す。CBコシエルニがかろうじてブロックに入り、こぼれ球がポストにはね返された。さらに4分、再びシルバのスルーパスにジェコが飛び込みシュート。GKシュチェスニーのセーブをCHナスリが押し込む。が、オフサイドの判定。最後の最後まで白熱の熱戦を展開したが、結局タイムアップ。ドローで熱戦を終えた。
 いや、やっぱりプレミアリーグは面白い。お互いドローは満足のいく結果ではないだろうが、まだリーグは序盤。並行してチャンピオンズリーグやリーグ杯を戦う厳しい日程が続く。今シーズンもヨーロッパサッカーを大いに楽しみたい。