サンフレッチェがリバープレートに挑戦した準決勝も観たいが、マゼンベとクラブアメリカが対戦した5位6位決定戦も興味があった。特に広州にアディショナルタイムで敗れたクラブアメリカの戦いぶりを観たかった。でも観終わった感想を言えば、後半に運動量が落ちるのはこのチームの課題だったのか。それでも前半はその技術力の高さを堪能した。そしてマゼンベも2点リードされた以降、その特長を出して反撃した。結局最後までお互いのサッカーが続かなかったという点では消化不良なゲームだったけど。中2日の日程が影響したかもしれない。
前半3分、マゼンベの左SHトラオレがミドルシュートを放つ。8分にはCHポペがミドルシュート。13分、CHアジェイがミドルシュート。序盤はマゼンベが積極的に攻めていく。クラブアメリカは序盤、マゼンベの出方を観察している感じ。そして13分、右SHアンドラーデの縦パスに飛び出したCHマルティネスがシュート。GKクボウオのセーブを拾ったFWベネデットのクロスにFWペラルタがヘディングシュートする。さらに16分、右SBパウル・アギラールからの縦パスを右アンドラーデがヒールで落とし、アギラールのクロスに左SHアロジョがシュート。そして18分、右SBアギラールのクロスにFWベネデットがヘディングシュートを叩き込む。クラブアメリカが先制点を挙げた。
ベネデットはその後太股裏を痛め、スニガに交代。だがクラブアメリカの勢いは止まらない。25分、CHマルティネスのFKからFWペラルタがヘディングシュート。GKクボウオがナイスセーブ。マゼンベも26分、OHカラバがドリブルで中に切れ込んでミドルシュートを放つが、CBアルバラードが身体を張る。そして28分。クラブアメリカがGKから短いパスを20本以上つなぎマゼンベを翻弄すると、FWペラルタのポストプレーから左に展開。左SHアロジョのクロスにGKとDFがブロックに入ると、ファーに流れたボールをスニガがシュート。クラブアメリカが追加点を挙げた。
マゼンベも反撃する。35分、左SBムウェブが強烈なロングシュート。しかしバーを叩く。クラブアメリカは36分、右SHアンドラーデがドリブルからクロス。ファーサイドに流れたボールをCHマルティネスがループシュート。GKクボウオがナイスセーブで弾き出す。38分にはCFサマタのFKをGKムニョスがナイスセーブ。40分、左SHアロジョのサイドチェンジから右SBアギラールのクロスをCHマルティネスがシュート。しかしブロックしたDFのこぼれ球をマゼンベが拾うと、カウンターが速い。右SHウリムウェングが駆け上がると、クロスにCHアジェイがオーバーヘッドキック。枠を外す。
そして43分、CFサマタから右に展開。右SHウリムウェングのクロスにCFサマタがシュート。GKムニョスが弾いたボールにOHカラバが詰めて押し込む。前半のうちにマゼンベが1点を返して前半を終えた。
さらに反撃を期すマゼンベは後半頭からCHポペに代えてディアラを投入する。2分、CHアジェイのクロスにCFサマタがシュート。6分、OHカラバのクロスをCFサマタが落とし、右SHトラオレがミドルシュートを放つ。後半はトラオレとウリムウェングが左右を入れ替える。7分、CHアジェイがミドルシュート。19分、CHアジェイのFKからOHカラバがシュート。20分には右SHトラオレがドリブルから中に切れ込んでミドルシュートを放つ。GKムニョスがナイスセーブ。続くCKをCHアジェイが蹴ると、CBクリバリーがヘディングシュートを放つ。
しかし時間が経つにつれてマゼンベの勢いが次第に落ちてくる。16分、右SBフリンボンに代えてカバソ。27分、左SHウリムウェングに代えてアサーレを投入するが、21分サンブエサ、39分にはCBゴルツを投入したクラブアメリカの守備を破ることができない。逆に27分には右SHアンドラーデがミドルシュート。30分、右SHアンドラーデがFWスニガとのワンツーからシュート。40分、左SHアロジョがミドルシュート。41分にもアロジョがシュートを放つ。さらに45分にはアロジョのFK。最後はクラブアメリカが攻めて時間を使い、そのまま押し切った。2-1でクラブアメリカが勝利した。
正直、期待したほどの好ゲームではなかった。もっとクラブアメリカの巧いサッカーが見られるかと思っていたが、マゼンベの強さも半端なく、最後はお互い運動量が落ちてしまった。サンフレッチェがクラブアメリカと対戦したらどうだっただろうか。クラブアメリカがバルセロナと対戦していたらもっと伯仲したゲームになっていただろうか。でも結局、バルセロナ対リバープレートの決勝戦となってしまった。それまでにリバープレートとバルセロナのゲームを観ておこう。でもこの週末、そんな時間が取れるかな？
