とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第25節 マンチェスター・シティ対レスター

 強豪対決3連戦の第2戦は首位決戦。レスターがマンCのホーム、エティハド・スタジアムに乗り込んでのアウェイゲームだ。岡崎も先発。他のメンバーもいつもと一緒。対するマンCはスターリングをトップ下に右SHシルバ、左SHデルフという布陣。しかしマンCの課題は攻撃陣もそうだが、守備陣の方にあった。

 開始3分、レスターの右SHマレズがドリブルで仕掛けたところを左SBコラロフが倒して得たFKをマレズが蹴ると、CBフートが押し込む。DFに当たってコースが変わったボールがゴールに転がり込む。開始早々にレスターが先制点を挙げた。その後もレスターがカウンター主体に攻め込む。8分、左SHオルブライトンからの斜めのパスにFWバーディーが走りこむと、抜け出してGKと一対一。弾かれたシュートにFW岡崎が詰めるが、CBオタメンディにクリアされた。11分にはCHカンテのドリブルからスルーパスにCHドリンクウォーターが走り込みクロスを入れる。DFがブロックするが、レスターは敵陣深く攻め込んでいく。

 マンCはパスをつないでボール保持率は高いもののなかなかシュートまでいけない。15分、右SHシルバがドリブルでDF2人をかわしてシュートを放つが、枠を捉えられない。レスターは22分、右SHマレズから大きく左に展開。FWバーディーのクロスにFW岡崎が走り込むが、シュートは打たせてもらえない。25分、マンC左SBコラロフのFKはCBフートがブロック。レスターの守備がしっかりしている。29分、OHスターリングのスルーパスにCHヤヤ・トゥーレが走り込むが、シュートは枠を外。32分、CFアグエロミドルシュートはGKシュマイケルが正面でキャッチする。前半終了間際、OHスターリングのパスから左SBコラロフが積極的に上がってシュートを放つが、決められず。前半は1-0のレスター・リードで折り返した。

 後半2分、左SHオルブライトンがドリブル。左に流して、FWバーディーのスルーパスオルブライトンが走り込んでクロス。そして3分、CHカンテがドリブルで長い距離を走ると、縦パスを受けた右SHマレズがCBオタメンディと入れ替わり、CBデミチェリスもかわしてシュート。これが決まり、レスターが追加点を挙げる。あまりに脆いマンCのCB陣。6分、左SHオルブライトンのクロスにFW岡崎がシュートを放つが、これはGKハートがキャッチした。

 7分、マンCはCHヤヤ・トゥーレとデルフに代えて、フェルナンドとイヘアナチョを投入。9分にはシルバのCKにCHフェルナンドがヘディングシュート。しかしGKシュマイケルがナイスセーブで弾き出す。14分、FWバーディーのクロスにFW岡崎が走り込むが、CBデミチェリスがカバー。倒されたようにも思うが、PKは取ってもらえない。しかし左SBフックスの蹴ったCKにまたもCBフートがヘディングシュート。これが決まりレスターが3点目を挙げる。

 その後は一進一退の展開。マンCの攻めもなかなか形にならない。32分には右SHシルバに代えて19歳セリナを投入。レスターも右SHマレズに代えて左SHグレイを投入し、オルブライトンを右SHに回す。33分、右SHオルブライトンのクロスにFW岡崎が走り込むが、わずかに届かず。36分にも右SHオルブライトンのクロスにFWバーディーがシュートをするが、サイドネットに外す。

 岡崎はここでお役ごめん。36分ウジョアに交代する。マンCは42分、右SHセリナのクロスにCFアグエロがヘディングシュートを決めて、1点を返す。その後はマンCが攻めるが、レスターも最後の一線は越えさせない。アディショナルタイム4分を守りきって3-1。首位のレスターが勝利してマンCとの勝点差を6に広げた。

 ほぼレスターが完勝というゲーム。マンCはケガ人の影響もあって、本来の戦力からだいぶダウンしていた。しかも来期グラウディオラ監督就任という報道。やる気がなくなるのは仕方がない。次はアーセナル戦。このままの勢いでレスターが最後まで行ってしまうのだろうか。カップ戦のないレスターがコンディション面では有利なのは事実。一方で優勝のプレッシャーがどれまで選手たちにかかってくるか。でもその点はラニエリ監督の手腕が効果を発揮しそうだ。次のアーセナル戦が楽しみだ。