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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第2ステージ第5節 グランパス対ヴァンフォーレ

 降格圏内16位・17位対決となったグランパスヴァンフォーレ。ここまで12戦勝ちなしのグランパスにとって、ヴァンフォーレに勝てなきゃどこに勝てるんだと思うくらい、必勝の気持ちで臨んだゲーム、のはずだったが、始まってみればワンパターン。布陣も磯村とイスンヒを並べるダブルボランチで、これでどうやって点を取るんだろう。第2ステージここまで無得点なのも納得のゲームだった。

 逆にヴァンフォーレはワントップに新加入のドゥドゥを置き、中盤にはマルキーニョスパナマ。3バックの中央には久しぶりに山本英臣が復帰して、右CBには42歳の土屋。ベテラン勢が精一杯のプレーを見せる。グランパスも見倣えよ。

 序盤からグランパスがボールをキープするものの攻撃はCFシモビッチにロングボールを放り込むばかり。すると前半11分、左FW河本からのクロスに走り込んだ右FW稲垣が身体に当ててゴールに押し込んだ。ヴァンフォーレが幸先よく先制。その後はブロックを作ってしっかりと守る。グランパスはDFラインでパスを回すも、CHより前へボールが入らない。トップ下に和泉がいるが、前半ほとんどボールを触る場面もなかった。

 そしてシモビッチへの放り込み。37分、右SH古林からのクロスにCFシモビッチ、その前にCB土屋が競る。39分、古林のCKにシモビッチがヘディングシュート。しかしこれもCB土屋が競ってうまく枠に入らない。41分、磯村のFKにCFシモビッチのヘディングはCB土屋がいなくてうまくヒットするが、GK河田がキャッチした。淡々と時間が過ぎて思わず眠ってしまう。前半はあっという間に45分が終わった。

 後半1分、DFのフィードにCFドゥドゥが走り込むと、クロスに走り込んだのはCB土屋。シュートを放つ。土屋すごい。7分にはCFドゥドゥが切れ込んでミドルシュートを放つ。後半に入りグランパスもCFシモビッチのこぼれ球を狙って右SH古林やOH和泉が走り込むが、シュートは打てない。グランパスは16分、CHイスンヒに代えて明神を投入。守備を重視しつつ、少しでも攻撃を意識した交代か。すると17分、中盤からのFKから左SB安田が放り込むと、CB酒井がヘディングで折り返す。右SB矢野が走り込むがヘディングのボールがそのままゴールに転がり込んで、グランパスがようやく同点に追い付いた。

 ヴァンフォーレも19分、左FW河本に代えて田中佑昌を投入。20分、OH和泉のドリブルから左に展開。左SH永井が切り返してシュートを放つ。GK河田が弾いたボールがCFシモビッチに当たるが、ライン上でDFが弾き返した。逆に24分には左CB新井がドリブルで攻め上がる。CFドゥドゥからCB大武がボールを奪い前線にフィードするが、はね返したのはCB土屋。25分にはその土屋がドリブルで上がっていく。3バックで両サイドのCBは隙があれば上がっていく約束とは言え、ヴァンフォーレのCBの攻撃力には恐れ入る。グランパスは25分、小林に代えてOH矢田を投入。和泉を右SHに回す。

 28分、左SB安田の横パスに左SH永井が走り込みシュート。しかしGK河田がナイスセーブ。そして30分、右WB松橋のフィードに追いかけるCFドゥドゥの気配を感じながらCB酒井がクリア。しかし空振り。そしてドゥドゥに奪われる。シュート。何とヴァンフォーレの追加点はグランパスのミスから。そして32分、今度はCFドゥドゥのボールキープから縦パスに右FW稲垣が走り込み、クロスを左FW田中が押し込んだ。ヴァンフォーレ3点目。勝ち越し点の直後、あっさりと追加点を与えてしまったところが酷い。

 その後はヴァンフォーレがしっかりと時間を使って守る。40分、GK河田のフィードに左FW田中が走り込み、クロスにCFドゥドゥがシュート。グランパスアディショナルタイム、右SH和泉がミドルシュートを放つが、GK河田がセーブした。そしてそのままタイムアップ。3-1でヴァンフォーレが7試合ぶりの勝利。グランパスはこれで13試合未勝利に終わった。

 改めて観ると確かにグランパスは深刻だ。攻撃がシモビッチめがけたロングボールしかない。イスンヒと磯村のダブルボランチで守備を固めたいのはわかるが、それでは点が取れない。それで明神に攻撃を託すのも何だかな。これではサポーターが深夜まで残って抗議したというのも理解できる。勝てるサッカーをしていない。失点を怖がり、かえって失点を重ねている。これで失点数もヴァンフォーレと並んで最下位に落ち込んでしまった。

 どうすれば挽回できるのか。わからないけど、何となく選手にも諦めが広がっているような気がする。久米社長は今シーズン、小倉監督の交代はないと言明したが、それはイコール「降格も仕方なし」と聞こえる。それでいいのか。いやきっとここらでそろそろ降格した方が将来のためかもしれない。もちろん悔しいけれど、現状は立ち直れる状況では全くない。