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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第2ステージ第16節 ヴィッセル対グランパス

 神戸まで応援に行く友人が、「ヴィッセルレアンドロとニウトンが出場停止だから大丈夫」と言っていた。「でもペトロ・ジュニオールはいるんだろ」。ヴィッセルはそう簡単な相手ではないとは思っていたが、まさか若手3人による3ゴールで敗戦するとは。ヴィッセルにはちゃんと若手が育ってきている。それに引き換えグランパスは・・・。そんな気持ちになったゲームだった。

 グランパスは前節と同じメンバーによる4-3-3の布陣。一方、レアンドロとニウトンがいないヴィッセルは渡邉とペトロ・ジュニオールの2トップ。左右のSHが若い。左SH松下は大卒ルーキー。右SH中坂は高卒ルーキーだ。ボランチには藤田と並んで三原。そしてCBは伊野波と岩波が入った。

 4分、左SH永井の仕掛けからクロスに右IHハデソンが走り込む。DFと競りつつ何とか足に当てたが、シュートはポストの左に外れた。序盤はグランパスも積極的に攻めていったが、次第にヴィッセル・ペースとなる。9分、CH藤田のCKをファーサイドでCB岩波が落とし、CB伊野波がヘディングでつないでFWペドロ・ジュニオールがヘディングシュート。しかし枠を外す。その後も攻め込むヴィッセル

 そして15分、CB岩波のフィードに右SB高橋峻希が走り込むと、左SB磯村をかわしてクロスに左SH松下がシュート。ヴィッセルが速い攻撃で先制点を挙げた。18分にはCH三原の縦パスを受けた右SH中坂がドリブルで前進。右へ流してFW渡邉とのワンツーからシュート。枠は外したが、ヴィッセルの速い攻撃にグランパスの中盤がついていけない。ヴィッセルは前への推進力が違う。常に前を意識してトライしていく。逆にグランパスは降格圏内で後がない状況で、負けられないと却って堅くなっている感じだ。

 それでも先制されてグランパスも左右のSHを入れ替えて反撃をしていく。24分、クリアボールを拾った右SH永井がドリブルで迫ってシュート。しかしGKキムスンギョがナイスセーブで弾き出す。27分、右SB矢野がトラップミスを利して右サイドを駆け上がり、クロスに左SH小川が飛び込むが、シュートはわずかにバーの上。30分には右SB矢野のスローインから左SH小川がヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。

 すると37分、CH藤田の縦パスをFWペドロ・ジュニオールが落とし、中で受けた右SH中坂がフリーになると、思い切ったミドルシュート。これがネットに突き刺さり、中坂もJ初ゴール。ヴィッセルが追加点を挙げた。41分にもFW渡邉がミドルシュート。前半はヴィッセルの積極的な攻めの姿勢の前にグランパスが2失点を喫した。

 後半に入り4分、足を痛めた右SB矢野に代えて左SB安田を投入する。それでもなかなか攻撃が形にならないグランパスは14分、磯村に代えてFW川又を投入。小川を右SBに下げてハデソンを右SH。田口が上がり目の4-4-2に布陣変更する。すると15分、CKからCH田口のクロスに永井がシュート。しかし枠を捉えられない。18分、左SB安田から左に展開。左SH永井のクロスにFWシモビッチがヘディングシュート。20分には左SH永井のクロスにFW川又がヘディングで飛び込むが、GKキムスンギョがセーブする。

 ヴィッセルは19分、足を攣った中坂に代えて右SHにやはり19歳の増山を投入する。すると24分、右SB高橋の縦パスに走り込んだFW渡邉がいったんはクロスをはね返されたものの、もう一度拾うと、中のFWペドロ・ジュニオールにパス。さらにCH三原に戻して左に展開すると、左SH松下のクロスに右SH増山が飛び込む。シュート。ヴィッセルが3点目を挙げた。しかも増山もJ初ゴール。若手3人のJ初ゴール揃い踏みで3点をリードした。

 グランパスは25分、右SHハデソンのクロスに左SH永井が飛び込むが、わずかに届かない。26分にはハデソンに代えて右SH青木を投入する。ようやく吹っ切れたか、積極的に前に出てくるグランパス。35分、FWシモビッチのクロスを左SH永井が落としてCH田口がシュート。しかしDFがブロック。しかし前掛かりになるグランパスに対してヴィッセルもカウンターで反撃し何度もチャンスを掴む。36分にはFW渡邉がDFに間を抜けてシュート。44分、CH藤田のスルーパスに左SH松下が抜け出し、クロスに右SH増山。しかしCB闘莉王が必死にクリア。アディショナルタイムは5分間あったが、結局グランパスにゴールは生まれず。3-0でヴィッセルが完勝した。

 グランパスは気持ちが空回りした印象。ゲーム前には「残り2試合で勝ち点4をめざす」といった記事が出ていたが、それが逆に身体を固まらせ、守備的な意識になってしまったようだ。ヴィッセルは逆にレアンドロらがいない中でFW渡邉やCH三原が発奮。また松下や中坂の若手がノビノビとプレーした。

 残り1ゲーム。ついに降格圏内のまま最終戦を迎えることになってしまった。最終戦ベルマーレ戦は観戦を予定しているが、ベルマーレも降格が決まって今節のヴァンフォーレ戦はのびのびとプレーしていたようだ。まったく侮れない相手。しかもたとえ勝利しても他チームの結果次第では降格もあり得る。このゲームでの3失点が痛い。しかし何といっても残り1ゲーム。すべてはそこで決まる。今度こそ余計なことは考えず開き直ってゲームに臨んでほしい。すべては最終戦にかかっている。