とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第6節 柏レイソル対サンフレッチェ広島

 4勝1分、前節はフロンターレに勝利して首位を奪還。絶好調のサンフレッチェ。特に第5節を終えてわずか1失点というのがすごい。今節は5位レイソルと対戦した。先発はFWパトリックと工藤。右SHには柴崎が入り、川辺はベンチスタート。対するレイソルクリスティアーノのワントップでトップ下に江坂、左SHには瀬川が入った。

 2分、右SH柴崎のクロスにFWパトリックがヘディングシュート。序盤はサンフレッチェがペースを握る。前からしっかりとプレスをかけて、ルーズボールはことごとくサンフレッチェが収める展開。そして17分、右SH柴崎のクロスをFW工藤がポストに入り、しっかりとキープして木々サイドへ。駆け上がってきた右SBわだのクロスにFWパトリック、CH稲垣、右SH柴崎とゴール前に走り込む中、ファーサイドに詰めた左SB佐々木がシュート。サンフレッチェが先制点を挙げた。

 するとそこからはサンフレッチェがしっかりと守備を固める。31分、CFクリスティアーノのクロスに左SH瀬川がヘディングシュート。しかしレイソルがパスを回すもののサンフレッチェがしっかりとブロックを作って、なかなか中に入っていけない。前半はこのまま折り返した。

 後半もレイソルが攻めて、サンフレッチェが守る展開。6分、CHキムボギョンのCKをSH伊東がファーサイドから切り返してシュート。しかしFW工藤が身体を張ってブロック。サンフレッチェも7分、左SH柏の落としからCH青山がミドルシュートを放つ。レイソルは11分、右SH伊東が中へドリブルで進むと、左に展開。左SBユンソギョンのクロスにCFクリスティアーノがヘディングシュート。枠を捉えられない。15分前後にはCH稲垣の執拗で粘っこい守備も見られる。稲垣のがんばりがサンフレッチェの守備を象徴している。

 膠着状態から抜けられないレイソルは19分、CH細貝に代えて大谷。さらに23分、左SH瀬川に代えて山崎を投入する。すると24分、右SH伊東の縦パスに走り込んだCFクリスティアーノのクロスに左SH山崎がヘディングシュート。しかしGK林がナイスセーブ。サンフレッチェは25分、左SH柏に代えてCH吉野を投入。稲垣を左SHに回し、レイソルの右サイド、SH伊東とSB小池をケアする。

 しかしレイソルは山崎の投入で左サイドも活性化。30分、左SH山崎がドリブルで仕掛けたところを右SB和田が倒してPKの判定。ところがCFクリスティアーノのPKをGK林が読み切ってファインセーブ。PKをストップする。32分にはFW工藤に代えて川辺を投入。すると33分、左SH稲垣の股下を抜くパスを受けたFW川辺がクロス。FWパトリックがシュート、と思ったら空振り。DFにクリアされた。逆に34分、右SB小池の縦パスに抜け出した右SH伊東が縦からカットインしてドリブル。しかしシュートは打てず。42分にも右SH伊東の絶妙なクロスがゴール前に入るが、飛び込む選手がいない。

 38分、左SH山崎がハムストリングの違和感を訴え、亀川と交代。サンフレッチェもFWクリスティアーノを渡に代えて、前線からの守備を強化する。アディショナルタイム46分、右SH伊東のクロスを左SH亀川がヘディングで折り返し、CFクリスティアーノがヘディングシュート。しかしバーに当たってはね返される。最後はサンフレッチェがうまく時間を使って、そしてタイムアップ。1-0でサンフレッチェが競り勝った。

 またも1-0。これで5勝のうち4勝が1-0。残る1勝はレッズ戦の2-1で、しかも失点はこの1点だけ。このゲームでもFW工藤の前線からの守備、CH稲垣の運動量と執拗な守備、CH青山がクレバーな守備でチーム全体を支え、CB水本とCB野上も冷静に守る。左SH柏や右SB和田の攻め上がりも効果的。そしてリードをすれば無理をせず、しっかりと時間を管理してゲームを落ち着かせる。抜群の安定感がある。しばらくはこのまま行きそうな雰囲気だ。