とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サンガはフォーメーションでギャフン グランパスはロスタイムにギャフン

 BS1の中継はマリノスvsサンガ。録画はしたが、その後のJリーグ・タイムを見てギャフン。なんとグランパスは後半ロスタイムに2点を奪われて逆転負け。前半から小川のクロスなどチャンスは作るものの、増川、玉田とはずして、こりゃいつもの決定力が・・・と思ったら、ケネディがゴール前で粘っての先制点。このまま行くのかと思ったら・・・。
 昨日のグランパスTVによると、後半はかなり攻められていたようだが、それにしても、情けない!
 三都主も移籍してくるようだし、ようやく選手層が厚くなるかも。もっとも、阿部のバックアッパーで三都主がいつまで耐えてくれるのか、わからないけどね。ブルゾもどこで使うの? トップ下で起用し、中盤をダイヤモンド型にするのかな。 土曜日のことは忘れて、これからの進攻を楽しみにしよう。
 ということでマリノスvsガンバ戦。キム・クナンをトップに、渡辺(弟)を少し下げて起用し、左右に山瀬と狩野を配する新しいフォーメーション。キム・クナンの落しを山瀬が拾い再三シュートを放つが、ゴールを捉えきれない。
 対するサンガは、パウリーニョの1トップに、柳沢と渡辺(兄)が左右からサポートする形。これに中谷がよく上がってディエゴとともに攻めるが、ミスが多く形にならない。唯一の攻め手は早いカウンターだが、これは松田・栗原のDF陣がよく抑えていた。
 そこで前半25分過ぎから、柳沢をトップに上げ、ボランチの安藤を左サイドに、ディエゴボランチに下げるフォーメーション変更。これがよくなかった。結果的に中盤のプレスが消え、マリノスの渡辺(弟)がボールに絡めるようになり、38分に長谷川アーリアジャスールからのパスを一度はトラップミスしつつも、よく粘ってゴールを挙げた。
 この日のアーリアアジャスールはボランチから前によく押上げ、チャンスを作っていた。これが生きたのが後半28分。スルスルとサンガ守備陣の間を抜けてゴールライン際まで迫り、ゴール前に待つ兵藤に送って追加点。もっとも後半に入ってからのサンガは、豊田を入れたり、3バックにフォーメーションを代えたりと攻撃的に動くが、どうもうまく決まらず、マリノスに押されっぱなし。特に兵藤、小宮山が入った20分過ぎからは、豊田へのロングボール一辺倒になり、完敗に終わった。
 ここまでコロコロとフォーメーションを代えるのはどうなんだろう。攻撃もディエゴパウリーニョの個人技・突破力頼みで、チーム全体で攻める・守るという感じが見られない。それでもホームでは圧倒的に勝っているからいいのかな。サポーターだったとして、あまり面白いサッカーには思えないんだけど。
 対してマリノスのフォーメーションの模索はまだ展望がありそう。山瀬の勢い任せの雑さは気になるけれど、渡辺(弟)、狩野、アーリアジャスールの絡みはよかったし、兵藤も持ち味を出していた。堅い守備にこの方向で攻撃を煮詰めていけば、勝てないまでも応援して楽しいチームになりそう。
 それにしてもグランパスケネディが入っていいバランスになったと思う。さらにブルゾが加わり、楽しいサッカーへの展望が開けてきた。15日のフロンターレ戦までに練習を重ねて、チーム戦術を熟成させてくれ。きっと見に行くから。