とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

タレント揃い チェルシー圧勝

 TV中継の冒頭が第1節の出場メンバー紹介から始まった。ドログバアネルカランパードマルーダ、エッション、ミケル、A・コール、ボシングワ、テリー、カルバーリョ、チェフ。すばらしい。ところが画面が変わって今節のサンダーランド戦のスタメン・リストを見て驚いた。メンバーがガラッと変わる。アネルカに代わってカルー。マルーダ、ミケルに代わってデコ、バラックカルバーリョに代わってイバノビッチシェフチェンコが控えに座る。
 なんと豪華。しかも昨シーズンからの大幅な入れ替えはほとんどない。言い尽くされた言葉かもしれないが、これらのタレント軍団をいかにモチベーションを維持したまま、シーズンを通して戦い続けるかがカギになるのだろう。メンバー・リストを見て改めて実感した。
 ゲームは試合開始早々から圧倒的なチェルシー・ペースで進む。しかし最初の15分はややミスが多くシュートシーンまでつなげない。と前半18分、サンダーランドのFWジョーンズがゴール前のDFに囲まれる中で強引にシュートすると、こぼれ球がきれいなスルーパスとなって抜け出したベントがゴールを決めてしまった。
 その後もチェルシーが押し気味に進める。37分、CKからのこぼれ球をバラックが強烈なボレーを放つが、ゴールラインに並んだ守備陣が跳ね返す。それをまたボシングワがシュート。跳ね返す。三たびシュート。跳ね返す。サンダーランドは常に7〜8人の人数でゴール前を固め、なかなか崩せないまま前半を終える。
 後半に入ってさらにチェルシーが攻勢を強める。4分、ランパードからイバノビッチのヘッド。5分、CKからドログバがヘッド。7分、ランパードのパスにアシュリー・コールが飛び込む。そしてその直後。ニアへのCKを後ろにそらし、バラックがグラウンダーのシュートを放つ。ポストをかすめてゴールネットを揺らした。ようやく同点。静まりかえるサンダーランド・サポーター。
 そこから先はチェルシーの得点ショー。16分、ドログバのドリブルをDFが倒して得たPKをランパードが蹴りこみ勝ち越し点をあげると、25分にはボシングワからのパスをデコがスルーパスを出すと見せてミドルシュート。3点目を上げる。その後も、マルーダやストゥーリッジ、シェフチェンコと豪華メンバーを投入し、悠々と戦いきって3-1で勝利を上げた。
 序盤はまだ若干連携が取れていないかなと思う部分もあったが、90分あれば2〜3点は確実に取れる雰囲気。週2回の日程にも余裕でターンオーバーできる戦力を持ち、今年のプレミア・リーグ優勝候補の筆頭だろう。今年はチェルシーに注目か。