リバプールに敗れて中3日でフラム戦。ドログバもエッシェンも復帰。リバプールの絶好調には後れを取ったが、ここは快勝で首位キープ。と思いきや、意外に苦戦。いや圧倒的に攻め続けてはいたけれど、あと1点が取れず、最終盤はフラムの反撃に四苦八苦。辛勝というイメージ。どうしてだろう。
とにかく立ち上がりからチェルシーが圧倒。フラムは序盤から全体的に下がって守備を固める。なかなか決定的なチャンスは掴めなかったが、30分、カルーのアーリークロスにエッシェンが飛び込みヘディングシュートを決めた。
フラムはたまにボールを奪うと最前線のベンデレに預けるが、その後が続かない。他の選手の上がりが遅く、またチェルシーに奪われる。40分過ぎからは猛攻。40分、マルーダのミドルがゴールを襲うと、41分にはA.コールからマルーダのクロスにカルーがシュート。42分には中盤でミケルとジルコフで囲んでボールを奪い、カルーにパス。これを長駆ドリブルしてシュート。44分にもエッシェンからマルーダのクロスにカルーとDFがもつれて飛び込むがゴールならず。
A.コール、ジルコフ、マルーダの左サイド3人の連携で崩す場面が多く見られた。一方、ドログバはサイドに開くなどサポートの回る場面が多く、イマイチ調子が悪そう。
後半に入りフラムが前線からプレスをかけてくるが、チェルシーがあっさりとかわし、結局チェルシーが攻めっぱなし。10分、カルーが右から中央にドリブルで切れ込み、さらにDFの間を抜けてシュート。GKの股下を抜けてゴールに転がるが、ライン際でDFがクリア。21分には、カルーのスルーパスにマルーダが走り込み、GKがクリアしたところをドログバがシュート。しかしDFがクリア。
23分、CKからDFに当たってこぼれたところをマルーダがシュート。GKシュウォ−ツァーがナイスセーブ。弾いたところをミケルが強烈ミドル。しかしこれもGKが弾く。こぼれ球をイバノビッチがクロスで入れて、エッシェンが飛び込むがシュートは枠の外へ。ここは惜しかった。
しかし打てども打てども入らないと、今度はフラムがジョンソン、ゲラを入れて攻撃的になる。27分、デンプシーのミドルシュートはGKチェフが横っ跳びナイスセーブ。37分、中盤底からのフィードをDFが戻すとゲラが強烈ミドルシュート。チェフ好セーブ。さらに38分にもDFの戻しをデンプシーがオーバーヘッド。パスを回して攻めるわけではなく、チャンスにシュートを打ちこむ無骨な攻めだが、足が止まりがちのチェルシーにはボディブローのような効き目。最後はエッシェンが危険なタックルでレッドカードをもらって退場。終わってみればチェルシーがかろうじて逃げ切ったという感じのゲームだった。
次節はまたもやエッシェンが出場停止。次はサンダーランド戦だが、この調子ではけっして簡単なゲームとはならないだろう。チェルシーの独走かと思われたプレミアリーグもいよいよ混沌とし始めてきたようだ。