とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ウィルシャー+ラムジーの若手コンビでアーセナルが一矢を報いる マンUは気負い過ぎかな

 前節ボルトン戦の敗戦で残り4試合で勝点差9とほとんど優勝が絶望的になってしまったアーセナル。しかもこの最後の決戦の前にセスク・ファブレガスが負傷。ソングをアンカーにウィルシャーラムジーセントラル・ミッドフィルダーを3人並べて臨んだ。しかしこれが意外にうまく回る。
 3分、ラムジーからウィルシャー、ソング、ファンペルシーとつなぎ、最後はウォルコットがクロス。ファーディナンドがブロック、ビディッチのクリアをウィルシャーがシュート。7分には左SBクリシーのクロスにウォルコットがシュート。序盤はアーセナルが軽々とした感じで攻めていく。
 マンUはファビオにナニ、エブラ、エルナンデスが好調。アーセナルの攻勢も収まった20分、ナニからファビオがドリブルで切れ込んでクロス。エルナンデスの手前でDFがクリア。アーセナルも32分、ラムジーからウォルコットのクロス。ファンペルシーにわずかに届かない。その手前でビディッチがハンドの疑惑。ファンペルシーが必死に抗議するが通らない。
 39分にはアンデルソンからパクチソンルーニー、エブラのクロスにルーニーがシュート。DFがわずかに触る。マンUはナニ、ファビオが速い。右サイドで長い距離をダッシュ。クリシー、コシエルニが追いかけてディフェンス。スピードと迫力。すごい。
 後半、ナスリをアルシャビンに交代。ウィルシャーラムジーのパスがよく機能しており、彼らを生かすためのアルシャビンの投入か。4分、パクチソンが倒されて得たFKをルーニーが蹴る。GKシュチェスニー、ナイスセーブ。10分にはキャリックがソングに倒されFK。今後はナニが蹴るが枠を外す。すごい落下の無回転シュート。
 10分、マンUはここまで好調のアンデルソンに代えて右SHにバレンシアを投入。ナニを左SHに回し、パクチソンをCMに据える。この直後の11分、カウンターからラムジーが右サイドに出したパスにファンペルシーが追いつき、キープからクロス。ここにラムジーが走り込みシュート。アーセナルが先制した。アンデルソンがいれば埋められていたスペースだったかも。ファーガソン監督の焦りが出たか。
 その後、24分、アーセナルはジュルーがケガでスキラチに交代。マンUも29分、エルナンデスに代えてベルバトフを投入。30分、ルーニーのFKはGKシュチェスニーがキャッチ。32分、混戦からルーニーが抜け出し高速ドリブル、ナニのシュートはGKシュチェスニーがナイスセーブ。その直後の33分、アーセナルラムジーからウィルシャーウォルコットの高速クロスにファンペルシーがシュート。サイドネット。
 40分にはキャリックも下げてオーウェンを投入。パクチソンルーニーボランチに入る超攻撃布陣で必死に攻めるが、アーセナルも集中した守りで守りぬく。ロスタイム4分、ナニのFKが壁に当たって万事休す。崖っぷちアーセナルが首位マンUに一矢を報いた。
 攻めの姿勢が裏目に出た形のマンUだが、ファーガソン監督は次のチェルシー戦もベストメンバーで攻めていくと攻撃宣言。次はいよいよ見逃せない大勝負だ。