とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

キエーボ戦 インテルはスナイデルが加わっても連携はなし

 2日間かけて観たインテルキエーボ戦。間にマンチェスター・ダービーを観たこともあったが、つまらないゲームだった。ペルー代表クルサードがトップ下に入り、守備重視でオーソドックスな攻撃を見せるキエーボ。対するインテルスナイデルがタメを作るも、サラテの仕掛け位しか攻め手がない。だが、左サイドで単身突破を繰り返すサラテもしばらくすると慣れてしまう。
 11分、スナイデルの長いスルーパスパッツィーニが走り込む。さすがスナイデルだが、単発的。24分、サネッティのがんばりからシュート。パッツィーニもがんばって動くが、個人技。さらにマイコンが上がる。右サイドはこの3人ががんばってゴールに迫るが、キエーボの守備が固い。
 30分、スナイデルミドルシュート。33分、マイコンのドリブルから得たFKをスナイデルが蹴るが、GKソッレンティーノがナイスセーブ。だが、直後のCKにモッタがヘディングシュート。ようやくインテルが先制点を挙げる。
 その後、しばらくインテル・ペース。36分、スナイデルらしい長いスルーパスパッツィーニが抜け出すが、ループシュートは大き過ぎ、枠を超える。38分、サラテがドリブルからシュート。39分マイコン、42分スナイデル。遠目からミドルシュートを打つが、枠を外していく。
 後半に入ってもダラダラと時間だけが過ぎる。18分、長友がインターセプトから一旦スナイデルに預け、パスに走り込みクロス。19分、マイコンのミドル。20分、サネッティのドリブルからクロスにパッツィーニがシュート。24分、CKにルシオがヘディングシュート。28分、マイコンがドリブルからシュート。バーを叩く。弾かれたボールをカンビアッソボレーシュート。大きく枠を外す。
 さらに36分、長友が久しぶりに左サイドを上がって、戻したスタンコビッチのパスにカスタイニョスがシュート。41分にはカンビアッソからスタンコビッチがシュート。キエーボは37分、途中交代のモスカルデリのミドルシュートがゴールを襲うが、J.セザールがナイスセーブ。
 結局、淡々と時間だけが過ぎ去り、1-0でインテルが勝利した。それにしても内容のないゲーム。選手たちが個人技を見せるだけで、全体としてやりたいことが見えない。長友も最初のうちはサラテのサポートをしていたが、パスが絶対出ないとわかると守備に専念。いつものように素早く相手の懐に入り込む動きでチャンスの芽を摘んだが、それだけで見せ場は少ない。
 スナイデルが出場してタメと正確なパスがゲームを作るようになってきたが、連携には程遠い。アタランタ戦もスコアレスドローだったが、次には首位ユベントスとのゲームが待っている。今のままではほとんど期待できない。