とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパスACL決勝トーナメント進出。セントラルコーストに快勝。

 今シーズン初観戦。小雨ぱらつく瑞穂に行ってきた。席はアウェイ側7ブロックのゴールをやや後ろ側から見る位置。雨ということもあって、屋根のないバックスタンドやアウェイ側ゴール裏はさすがに観客も少なかったが、ホーム側はそこそこの人出。それでも5000人強というのは少し淋しかったかな。
 先発メンバーからケネディダニルソンが外れ、金崎を中央に右に玉田、左に田中輝希が入る。中盤は吉村を底に、小川と藤本。前5人は流動的にポジションをチェンジする。並んで入場すると、さすがにセントラルコーストの選手たちの背が高い。だが前節リーグ戦で調子を取り戻してきた感のあるグランパス。序盤からよくパスの回るスムーズな立ち上がりを見せた。
 13分、隼磨のキープから右サイドをいつの間にか闘莉王が上がって、シュート性のクロス。GKライアンが弾き、DFがクリアする。15分には阿部のスルーパスに玉田がうまく反転してシュート。そして19分、CKからゴール前で増川がファールをもらうと(ちなみに増川がハンドをしていたので、一瞬どちらのFKかわからなかった)、玉田のFKは壁の間をすり抜けてゴールに突き刺さる。どうして?と思ったけど、電光掲示板のリプレイを見ると、右端の選手が壁を離れ、その間を抜けていった。グランパス先制。
 だがその直後、21分にはセントラルコーストのFK。CBズバーンズバイクが蹴ると、GK楢崎が正面で弾く。右SHマクグリンチーのシュートは増川がブロック。グランパスもタイミングが合わないパスミスが出るが、セントラルコーストもミスが多い。グランパスの守備は安定しており、ある程度安心して見ていられる。27分、カウンターから金崎がドリブル。クロスはDFがブロックしてサイドネットを揺する。
 セントラルコーストのプレスが緩いので余裕を持ってパスを回せる。36分、楢崎のゴールキックから中盤でボールを回し、小川のスルーパスに藤本が抜け出す。GKとの一対一から余裕を持ってループシュート。ゴール。グランパスが追加点を入れる。40分にも藤本が反転でDFをかわし、抜け出してシュート。GKライアンが正面でセーブ。
 後半に入ってもグランパス・ペース。3分、阿部のクロスから金崎がシュート。だが、セントラルコーストも反撃する。4分、CMペレグリーノがミドルシュートを放つと、10分、中盤でボールを奪ってMFロジッチがドリブルで持ち上がり、右に流してFWクワズニクのクロスにロジッチがシュート。隼磨がブロック。11分にはマクグリンチーのCKのこぼれをロジッチがシュート。GK楢崎がナイスセーブ。1ゲームに1回は楢崎のスーパーセーブを見せないと気が済まないのかな。13分にもマクグリンチーのクロスからFWマクブリーンの戻しにクワズニクがダイビングヘッド。アブナイ!と思ったが、オフサイド。ヘディングも当たらず。
 15分、セントラルコーストが2人を選手交代。FWに長身黒人選手のイビニ・イセイを投入。グランパスも18分、玉田と田中輝希に代えて永井と田口を投入。
 20分、藤本のサイドチェンジから隼磨のクロスに小川が飛び込む。ヘディングシュートはわずかにポストの左に外す。24分、永井のドリブル。が意外にDFに追い付かれ、GKへバックパス。ところがこれをGKライアンがいったん足で扱った後に拾ってスロー。グランパス選手やサポーターのアピールに審判が間接FKを取る。あれ、そうだっけ。近過ぎるFKにゴール前は選手の壁。当然PA中央に流してシュートを狙うと思ったが、闘莉王がニアへシュート。あれあれ、そこは無理でしょ。
 30分には藤本のCKに増川がヘディング。空振り。ファーで闘莉王が反応するが、ボールに当たらに。32分、田口のクロスに闘莉王がヘディングシュート。GKライアンの正面。闘莉王、攻める気満々。上がったら戻ってこない。
 そして42分、小川がFKを左に流すと、阿部のクロスを増川が落とし、闘莉王がヘディングでゴールに押し込む。ゴール。グランパス3点目。
 ロスタイムにも吉田のスルーパスに田口が走り込み、クロスのこぼれを小川がシュート。GKライアンがナイスセーブ。さらにCKから金崎のシュートがあったが、これもGKライアンがナイスセーブ。このままタイムアップ。グランパスが3-0で快勝。決勝トーナメント進出を自力で決めた。
 前半2-0で終えた時には後半大量点でグループ1位通過も期待できると思ったが、後半は運動量が落ちて、追加点は闘莉王の1点のみ。2位通過でラウンド16はアウェイで戦うことになった。
 相手はガンバの入ったグループEを1位で抜けたアデレード。またもオーストラリアのチームだが、このセントラルコースト戦を見る限り、組みやすいのではないか。次は5月29日。藤本、ケネディの代表組が出場できるか微妙だが、ぜひがんばって準々決勝に進出してほしい。その時はまた観戦に行きたい。