とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J2は混戦。ジェフ対ヴァンフォーレを面白く観る。

 なでしこの五輪が始まった。でも深夜に行われたゲームを見ていない。その前に22日日曜日に行われたJ2、ジェフ対ヴァンフォーレ戦を観た。J2は今、大混戦。1位から6位まで勝ち点差わずか2。連勝して首位に戻ったジェフ千葉対6戦負けなしで5位に浮上してきたヴァンフォーレ甲府の対戦。1位対5位と言ってもヴァンフォーレが勝てば順位が逆転する。両チーム必死の戦いだ。
 先発メンバーを見ると、懐かしい名前が多い。ジェフはGK岡本にCBは元ガンバの山口智に元グランパスの竹内。右SBにも元グランパス山口慶がいる。左SHには元エスパルスの兵働。深井、佐藤勇人はジェフではベテランだ。対するヴァンフォーレもFWダヴィは元グランパス。今はなんとJ2得点王だ。
 ゲームはジェフ・ペースで始まった。3分、兵働のクロスをGKがこぼしたところをFW藤田とCB盛田が競う。9分、兵働のクロスには山口智がヘディングシュート。GK荻がナイスセーブ。10分、兵働のスルーパスから右SH米倉がシュート。だが今度はポストにはね返される。ジェフが圧倒的に攻め立てるが、要所要所ではミスが出る。この辺りがJ2のゲームという印象。そして18分、ボランチの山本からの縦パスを受けて、ダヴィがドリブル突破からシュート。押されていたヴァンフォーレが一瞬で先制点を挙げた。
 ジェフは兵藤がゲームを作るが、米倉の思い切った動きが効いている。25分、米倉のドリブルからクロスを兵藤が胸トラップしてシュート。またもGK荻がナイスセーブ。このゲーム、ヴァンフォーレの攻撃はダヴィ任せ。もっぱら守備で身体を張る。緊迫感あるゲームが続く。39分、佐藤勇人の長いスルーパスに兵藤が抜け出してミドルシュート。だが枠を外す。
 後半に入ってもジェフ・ペース。1分、深井のクロスに兵藤がヘディングシュート。17分、米倉が途中出場のリカルド・ロボとのワンツーで抜け出してシュート。だが枠に入らない。この辺りがJ2レベルか。ヴァンフォーレも7分、元エスパルスフェルナンジーニョを投入。するとフェルナンジーニョが前線でキープして時間を稼ぐ。
 それでも1点を追うジェフが猛攻。29分、山口慶のクロスにリカルド・ロボがヘディングシュート。GK荻がナイスセーブ。33分には左SB武田のクロスに途中交代の田中がヘディングシュート。またもGK荻がファインセーブ。どうしても得点が入らない。逆に37分、ダヴィがドリブルで抜けてゴール前に迫るが、シュートは力なくGK岡本にセーブされる。ロスタイム、田中のクロスを武田が折り返して、米倉がヘディングシュートを放つが、DFと競って力なく、GK荻がキャッチした。
 結局、最後までゴールを奪うことができず、1-0でヴァンフォーレが勝利。順位は2位からロアッソ熊本に勝利したヴェルディが首位に立ち、ヴァンフォーレが勝ち点差2で2位。ジェフ、ベルマーレモンテディオ3チームが2位との勝ち点差1での追いかける展開。相変わらず大混戦が続く。
 これまでJ2のゲームは録画をしても見ることもなく消去することが多かったが、好ゲームは観てもいいかも。もっとも五輪が終わってからだけど。観客数1万人越えというのはすごいと思う。