とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

清武2得点、ニュルンベルク勝利もゲーム自体は何だかなという内容。ホッフェンハイムもひどいけどね。

 ニュルンベルクが清武の2ゴールで宇佐美のホッフェンハイムに勝利した。13節が終わって未だ10ゴールと清武のセットプレー以外、ゴールの匂いがしないニュルンベルクもだいぶ変わってきたかと思ったが、ホッフェンハイムは失点がリーグ最多。ゲーム自体は何だかなという内容だった。
 序盤から激しい当たりを繰り返す両チーム。それでもニュルンベルクがやや攻勢。遠目からCFポルターめがけてクロスを放り込むが、ことごとくはね返される。ホッフェンハイムは守ってカウンター。5分、左SHフォルラントがシュートを放つ。
 ニュルンベルクが押し返した7分、ゲブハルトが倒されて得たFKを清武が蹴ると、DFの間を抜け、ゴール・ファーサイドへ飛び込んでいく。ゴール。清武、先制弾。17分にもDFのクリアを受けた清武がドリブルでスルスルとゴール前まで迫り、GKもかわしてゴール内に転がすが、ようやく追い付いたDFにクリアされる。
 両チーム攻めるも倒されてはね返される落ち着かない展開。それでも32分、清武が起点となってパスをつなぎ、右SBチャンドラーのクロスにゲブハルトがシュート。GKカステールスがファインセーブを見せた。ニュルンベルクが押し気味にゲームを進めたが、33分、左サイドからフォルラントがクロスを入れると、CFシップロックがヘディングシュート。ホッフェンハイムが同点に追い付く。右SBチャンドラーの寄せが甘かった。
 とにかく大味な展開。大男たちが身体をぶつけあって、こぼれたボールをミドルシュート。これが延々と繰り返される。思わず眠くなってしまう。それでも39分、左SBピノラがクロスを入れると、DFのクリアをCHフランツがボレーシュート。うまく叩けず、バーの上。だが44分、CFポルターが倒されて得たFKをゲブハルトが蹴ると、バーに当たりはね返る。これにCBニルソンが頭から飛び込み押し込んだ。ゴール。前半終了間際のゴールでニュルンベルクが1点リードで折り返す。
 ホッフェンハイムは後半頭からCBデルピエールに代えて宇佐美を投入。フォルラントをトップ下に移し、宇佐美は左SHに入る。するとフォルラントが飛ばしていく。4分、フォルラントのミドルシュートをGKシェーファーがナイスセーブ。CFシップロックが拾ってクロス性のシュートはあわやゴール。GKシェーファーが弾き出す。7分にもフォルラントのミドルシュート
 だが、宇佐美はなかなかボールが触れず、ゲームは次第にニュルンベルク・ペースに。10分、清武のFKにシモンスがヘディングシュート。枠を外す。18分には清武の斜めのパスをポルターが戻し、清武がシュート。そして24分、DFから宇佐美に向けた縦パスを右SBに下がったバーリッチュが突いて前に蹴り返すと、ポルターがCBコンペールをかわして走り込み、GKもかわしてシュート。ニュルンベルクが3点目を入れて突き放す。
 宇佐美は31分、左サイドからドリブルで切れ込み、シュートを放つも味方に当たる。そして36分、再び左サイドから宇佐美がドリブルで切れ込み、PA内に入ってクロスを入れると、チェックに来たニルソンの手に当たる。ハンド。PKをサリホビッチが決めてホッフェンハイムが1点差に追いすがる。
 だが41分、途中交代のCHコーエンから右に展開。清武がドリブルで中に切れ込み、一旦コーエンにぶつけて戻しのパスを受けてDFをかわすと、狙いすましたビューティフルゴール。右ポストに当たってゴールに転がり込む。清武2点目、勝負を決める4点目を挙げる。
 ゲームはこのまま終了。清武の2得点はいずれもすごかった。特に2点目はビューティフル。だがそれ以外はいかにもドイツという感じのガチンコ体力勝負。宇佐美にボールが入らないホッフェンハイムに対して、清武が機能したニュルンベルクが勝利したという感じ。この勢いで中位に上昇できるかニュルンベルク。対してホッフェンハイムは宇佐美もまだまだ溶け込んでいないし、機能していない。下位から抜け出すにはまだだいぶ時間がかかりそうだ。