とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

図書館へ本を返しに行った帰りに、クルマを買ってしまいました。

 今にも雪が降りそうな土曜日の朝、歩いて図書館まで本を返しに行った。代わりに新たに2冊ほど借りて帰る道の途中にトヨタの店があり、ふらっと立ち寄った。
 愛車オデッセイも8年目で4月には車検。ホンダのディーラーから車検3ヶ月前無料点検のハガキが送られてきた。正月休みの車中でふと、車検で10万円以上かけた上に、来年になると消費税増税があるとなると、いっそのこと車検前に車を買い替えた方がトクかもと思った。
 それでオデッセイの後継車について検討してきたが、あまり適当なものが見つからない。加えてオデッセイが来年にはエリシオンと合体し、背の高いワンボックスカーにモデルチェンジ予定という噂も入ってくる。
 子供も成人して今更ワンボックスカーでもないし、それでもできれば7人乗りは確保したい。そう考えると適当なクルマがない。少し小さいがフリード。オデッセイと同格程度だとプリウス・アルファ。アコード・ツアラーやフィット・シャトル、マークXジオはどうなんだろう。いっそのことモデルチェンジ前のオデッセイの方がいいのでは。そんなことを考えながら、買い替えについても話を聞いてみようと、土曜日の午後に車検3ヶ月前無料点検を予約した。
 そんな中でのトヨタ店立ち寄り。プリウス・アルファとマークXジオを見てみよう。
 まずマークXジオは税金分高額になるということで脱落。プリウス・アルファは良さそうだが7人乗りが置いてない。5人乗り車なら試乗できるというので、営業マンを乗せて家まで運転。うーん、動き出しが遅い。妻は7人乗りの後部荷台の広さを気にしている。そのまま試乗車は営業マンが乗って帰っていった。
 パンフレットを眺めていたら、トヨタから7人乗りを他の店舗から取り寄せたので見に来てほしいとの電話。仕方がないので13時にトヨタ店に向かう。クルマを見た後、そのまま商談。そんなつもりでは。提示は下取りを除いて307万円。ふーん。
 そんなことをしていたら、ホンダ店との約束の3時が近付いてくる。トヨタの店を出てホンダ店に向かうが、予約した営業店が隣町で遠い。降り出した雪が次第に強くなってくる。妻が帰れるだろうかと心配するので、結局キャンセルして、代わりに近くのホンダの店を覗いてみる。
 フィット・シャトルは5人乗りだと言われ、またアコードも400万円近くしますよと脅され、あえなく脱落。フリード・ハイブリッドに試乗する。運転は快適。だが、後部座席が跳ね上げ収納で、着座時には荷物スペースがほとんどなくなってしまう。後部座席への乗り込みも狭くてけっこうしんどい。うーん。
 価格を聞くと、下取りを含めてフリードで260〜270万円。オデッセイでも270〜280万円とのこと。ちなみにアコードは6月のモデルチェンジでハイブリッドを投入するが、ワゴンも同時になるかどうかは不明。オデッセイのモデルチェンジは来春と言われているが、どういう形状かなどは全く不明。ハイブリッドが同時に発表されるかどうかも不明。もっと言えば、車名がどうなるかもわからない、と言われてしまった。うーん、大丈夫か?ホンダ。
 降りしきる雪の中、買い物をして夕食を終えた9時過ぎにトヨタの営業マンが家にやってきた。下取りも入れて275万円でどうでしょうか。図書館の帰りにふらっと寄って、その日に買うわけにはいかない。トランクスペースなどまだ確かめたいことがたくさんあると言うと、「それなら明日またご来店ください。お待ちしています」と言う。「それじゃ夕方寄りましょう」と言ってしまったのが運の尽き。
 日曜日になって、HPでいろいろと検索。選択肢は、(1)プリウス・アルファを購入、(2)オデッセイを購入、(3)車検を受けて、あと数年は乗り、消費税増税後にプリウス・アルファまたはモデルチェンジ後のオデッセイ他のクルマを購入、の3つかな。
 プリウス・アルファとオデッセイを比べると、走りや使い勝手ではオデッセイの方が断然上。プリウス・アルファの長所はハイブリッド。だが、気に入っているとはいえ、今と同じクルマに買い替えてさらに10年も乗り続けるかと思うと、違うクルマに乗ってみたい気持ちの方が強い。(3)も捨てがたいが、未来が読めない。少し迷いはあるが、条件次第では(1)で行こうと考えた。
 夕方、今のオデッセイに積んでいる荷物が入るかどうか確かめるために、荷物をもってトヨタ店に向かう。なんとか入りそう。娘が6時位に帰ると言うので、娘にも乗ってもらおうと少し雑談。カラーバリエーションなどを色見本を見ながら考えていると、営業マンが「昨日の提示価格でどうでしょうか」と言う。「オデッセイと迷っている。でもオデッセイは270万円程度と言ってましたよ」と言うと、「店長と相談してきます」と奥へ消え、「では268万円で」と提示してくる。うーん。
 結局、チェーンを付けてもらって268万円で手を打ってしまった。その頃、娘から電話があり、駅まで迎えに行って、そのままトヨタ店に戻り、試乗してもらう。ま、大丈夫かな。色は、私はダークブルーを主張するが、妻はダークグレー。土曜日にダークグレー車を見せてもらってから決めることにしてとりあえず解放してもらった。
 店頭に「さよなら、ドビュッシー」の映画チケットなどが当たる抽選クジがあり、文庫本が飾ってあったので「引いてもいいですか」と聞いてクジを引く。私と娘はハズレ。クリアファイル。最後に引いた妻が文庫本を引き当てた。わーい。図書館に行って、「さよなら、ドビュッシー」の文庫本をもらって帰ってきた。やったー!ってホントによかったのか、悪かったのか。
 妻は「やっぱりクルマを買うときはいつもこんなふうにドタバタになってしまう」と嘆いている。本当にそのとおりだ。たぶんすべては僕が悪い。土曜日に図書館に行かなければ。いや、その前にクルマで娘を駅まで送った時に返却本を持っていれば、そのまま図書館へ行ってトヨタのお店に寄ることもなかった。いったん家に戻ったばかりに歩いていくことになり、その途中にトヨタのお店が・・・。いや、すべては営業マンに押し切られた僕の気弱さのせいだ。でもホントによかったのか、悪かったのか。決まったことは前向きに捉えて、納車を楽しみにしよう。ああ、それにしても・・・。