とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

インテル、第24節キエーボ戦は久し振りに気持ちよく快勝。

 第24節キエーボ戦を観た。ミリートが久し振りに復活。カッサーノとパラシオとで3トップを組む。アンカーにはクズマノビッチ。長友はいつもの左SBで躍動した。
 開始2分、カッサーノのCKからラノッキアがヘッドで戻し、DFのクリアをカッサーノがGKのニアを抜いてネットに突き刺した。インテルが幸先よく先制。キエーボも一生懸命走るが、なかなかチャンスに結びつかない。と思っていたら21分、左SBヨキッチのクロスにCHリゴーニがゴール前でヘディング一発。キエーボが追い付いた。インテルのCBは相手の攻撃に対して積極的に飛び出して守備をするが、その半面、ゴール前が疎かになることも少なくない。この場面でもリゴーニをゴール前でフリーにしてしまった。
 だがインテルの攻撃が気持ちいい。25分、カッサーノのクロスにCFミリートが惹きつけ、右CHカンビアッソが駆け上がりシュート。GKプッジョーニのファインセーブで防がれたが、いい攻撃。そして直後の26分、カッサーノのCKにCBラノッキアが高い高いヘディングシュート。すぐにインテルが突き放した。
 28分にはカウンターからカッサーノのパスにガルガーノがシュート。37分、ガルガーノのFKはポストを叩く。ここまで気持ちよく攻めるインテルは久し振り。キエーボの守備が悪かったというよりも、ミリートの復活でバランスが取れ、いい連携が戻ってきたということだろう。キエーボもよく動いていいサッカーを見せていたが、守備面でも中盤とDFとのポジションチェンジがよく、うまく連携して攻撃を絡み取っていた。
 後半5分、右SBサネッティのドリブルからカンビアッソが走り込み、クロスに密集の中で受けたミリートがシュート。後半早い時間に3点目を挙げて完全にインテル・ペースになった。7分にはクズマノビッチからカンビアッソが中にパス。パラシオが走り込む。GKプッジョーニが飛び出し、こぼれ球に長友がシュート。しかしGKプッジョーニがファインセーブ。長友、絶好のゴールチャンスを逃した。
 9分にはサネッティがドリブルで上がる。場内、まるでゴールを挙げたような歓声。長友も積極的に左サイドを上がり攻撃に絡む。ガルガーノカッサーノとの連携もいい。15分には長友が起点となって、ガルガーノからカッサーノのクロスにパラシオがシュート。33分、カッサーノの落としを受けて長友が中に切れ込み、アルバレスのスルーパスに長友が走り込む。GKプッジョーニが防いだこぼれ球をパラシオがシュート。これもGKプッジョーニに防がれた。
 GKプッジョーニの飛び出しがなければ、もう2点は追加点が取れていたかも。やはりキエーボの守備に問題があったのかな。それにしても久し振りに気持ちよく攻めて、5試合ぶりの勝利を挙げた。ようやく楽しいインテルが戻ってきた。・・・と思ったが、ELクルージュ戦は2-0で勝利したもののミリートがまたも負傷。それも前十字靱帯損傷で今季絶望とのこと。うーん、何とかミリートの分までがんばってほしい。そうか、EL(*)も決勝トーナメント進出していたんだ。キエーボ戦まではとてもそんなサッカーではなかったけどね。
PS.
CLではなくてELだった。そうだよね。昨シーズンは6位だったんだから。