とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

内田も細貝も原口も、みんなそれぞれ特長を出してがんばっていた。

 シャルケはだいぶ主力がケガから復帰して、これから反撃開始の11位。対するヘルタも勝ち点で並ぶ12位につける中位同士の対戦。内田と細貝が先発した。前日観たセリエAと違い、両チーム序盤から高いプレスの応酬で始まる。3分、右SB内田のフィードにOHボアテングが抜け出すがオフサイド。だが内田が遠くまでしっかりと見ている。
 8分には、スルスルと駆け上がった内田にOHボアテングからパスが出て、絶妙のクロスに右SHシュポモティングとCFフンテラールが走り込む。フンテラールが触るが、わずかに足が伸びず、シュートは枠を外した。だが見事な上がりとクロス。内田がいいプレーを見せる。
 ヘルタの細貝はシェルブレッドとのダブルボランチ。細貝の方がより守備的でバランスを取る役割。DFラインまで下がってゲームを作ることも多い。14分、左SHベンハティラから左に展開、左SBシュルツの落としをCHシェルブレッドがシュート。GKフェールマンがナイスセーブ。弾いたボールに右SBペカリークが詰めてシュートを放つが、左SBフックスがスライディングしてサイドネットに逃れた。
 16分にはCFフンテラールが絶妙のターンからシュート。だがこれも枠に入らない。しかし19分、PA手前でOHボアテングが起点を作ると、左に展開。左SHドラクスラーのクロスにCFフンテラールがヘディングシュート。シャルケが先制点を挙げた。
 ヘルタはCFカルーが新加入して攻撃をリードするが、なかなかいい形が作れない。8分、左SHベンハティラのミドルシュートはGKフェールマンの正面。10分、CKからベンハティラがシュートを放つもミスキック。シャルケも18分、CBアイハンのFKにCHノイシュテッターがヘディングシュート。だがGKクラフトが正面でキャッチした。
 ゲームはシャルケがきちんと守り、ヘルタにチャンスを作らせない。内田も安定したプレーを見せる。そして20分、中盤でルーズになったボールを右SHシュポモティングが収めると、寄せてきたCH細貝を滑らせてかわし、左SHドラクスラーにわたして、中へのドリブルからミドルシュート。これが決まりシャルケが追加点を挙げた。
 ヘルタは15分、ベンハティラに代えてバーグラーを投入し2トップにすると、27分には原口を左SHで投入。30分、右SHベーレンスのクロスにFWカルーが飛び込むが、内田がよく競ってヘディングシュートを打たせない。32分、右SHベーレンスのミドルシュートはDFに当たりコースが変わるが、GKフェールマンがナイスセーブ。
 その後も38分には内田がCFバーグマンに対して見事なスライディングでシュートを防ぐと、左SH原口も内田を抜いて絶妙のクロス。だがシュートは打てない。43分、左SH原口から右に展開、右SBペカリークのクロスにSHベーレンスがシュートするも枠の外。原口もよくがんばっていたが、まだ少し遠慮気味。後半は守備を固めたシャルケを崩せず、このままタイムアップ。シャルケが2-0と勝利した。
 でも、内田はもとより、細貝も原口もよく特長を出してがんばっていた。最近はブンデスリーガの中継も増えた。日本人選手の活躍を楽しみにしよう。