とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第22節 マンC対アーセナル

 アジア杯が予定外に早く敗退したので、先週末に行われたマンCのゲームを観た。アーセナル相手に敗戦したゲーム。マンCはケガ明けのアグエロとコンパニーが先発。チェルシーとの首位決戦を控えて意気高いところを示す。そして序盤から攻勢をかける
 3分、右SBサバレタの縦パスをCHフェルナンジーニョがさらに前へ。CFアグエロが走りこむが、クロスはDFがクリアした。その後もパスを回してアーセナルを押し込んでいく。しかしキープはするもののなかなか決定的な場面はつくれない。逆にアーセナルはカウンターでチャンスをつかむ。18分、右SHオクスレードチェンバレンがドリブルで前に運ぶと、クロスにCFジルーがヘディングシュート。アーセナルはアンカーのコクランとラムジーカソルラで組んだ中盤のバランスがいい。よくプレスをかけてマンCにチャンスをつくらせない。OHダビド・シルバやCFアグエロにパスが渡る場面がほとんどない。
 そして24分、ゴール前に攻め込んだアーセナルが、左SBモンレアルPA前でCFジルーとワンツー。PA内に走りこんだところをCBコンパニーが倒してしまう。PK。これをカソルラが落ち着いて決めて、アーセナルが先制した。その後もマンCが反撃するが、アーセナルが守備を固めてプレス。マンCは有効な攻めが繰り出せず、前半は1-0で終えた。
 マンCは後半頭からFWヨベティッチを投入。FWを2枚にする4-4-2とし、ダビド・シルバを左SHに出して、左サイドから流動的に中へ入っていく。2分、CHフェルナンジーニョのドリブルから右に流し、FWアグエロミドルシュート。6分には右SHナバスがミドルシュート。さらにCHフェルナンジーニョがシュート。マンCが攻め込む。
 アーセナルも落ち着いてカウンター。8分、左FWサンチェス。11分にはサンチェスからCFジルー、CHラムジーとつないでシュート。マンCゴールを脅かす。攻め込んでもなかなかシュートが打てないマンCは18分、CHフェルナンジーニョに代えてランパードを投入。フォーメーションもボランチを1枚外して4-1-4-1。攻撃的布陣。19分には右SBサバレタがシュート。
 しかし21分、サンチェスのドリブルで得た中盤深い位置からのFKをカソルラが蹴ると、CFジルーが走りこんでヘディングシュート。なんとアーセナルが追加点。マンCを突き放した。攻めるマンCは28分ナバスがミドルシュート。31分にはFWジェコを投入。FWを3枚にしてさらに圧力を強めるが、この日のアーセナルは中盤がすばらしい。さらに39分には左SHギブス、CHフラミニを投入し、ゴール前を固める。
 35分ヨベティッチ、43分ジェコ、44分にはCKからCBコンパニーがヘディングシュートとマンCが攻めるが、アーセナルの守備が堅い。結局最後までアーセナルの守備を崩せなかったマンCが0-2で敗退。首位チェルシーとの勝ち点差は5と開いた。
 いよいよ来週はチェルシーとの首位決戦。しかしヤヤ・トゥーレの不在は大きい。ファルナンドとフェルナンジーニョのCHでは攻撃に幅が持てない。ダビド・シルバだけでは厳しい。このゲームではアグエロとコンパニーもまだ試合勘が戻っていないことを露呈した。このままでは首位チェルシーを崩すのはむつかしい。こうした状況でペレグリーニ監督はどうチームを仕上げていくか。監督の手腕が問われるゲームになりそうだ。