昨シーズン三冠のガンバを中心にレッズやアントラーズが注目を集める今シーズンのJリーグ優勝争い。だが、風間監督になって4年目、CBに角田を補強したフロンターレもそろそろ優勝してもおかしくない。今シーズンの戦いぶりを楽しみにフロンターレのゲームを観た。相手はマリノス。ただし俊輔はいない。右SHに奈良輪が先発し、OH藤本や左SH兵藤、CF齋藤らががんばったが、やはりフロンターレの攻撃力とは数段劣る。
立ち上がり3分、左FWレナトの縦パスからCH大島のスルーパスに右FW小林悠が走り込みシュート。クロス性にゴールを横切るとそこに右WBエウシーニョが走り込みシュート。幸先よくフロンターレが先発する。新戦力の右WBエウシーニョは攻撃好きでよく上がる。10分には右WBエウシーニョのクロスを受けた右FW小林悠が反転からミドルシュートを放つ。
さらに14分、こちらも新戦力の左WB車屋から左FWレナトがドリブル。ミドルシュートはGK榎本がファインセーブ。直後のCKからレナトのクロスのこぼれを右WBエウシーニョが前につなぎ、右FW小林悠が胸トラップからシュート。しかし16分、マリノスのCB中澤のフィードに右SB小林祐三が抜け出しシュート。あっさりとマリノスが同点に追い付く。
18分にはCF大久保がミドルシュート。GK榎本がファインセーブ。そして22分、中村憲剛の縦パスからCF大久保が右に展開。右WBエウシーニョのクロスに小林がシュート。これが決まり、またフロンターレが突き放す。
その後はフロンターレがパスを回して攻め立てる。36分、憲剛のFKはわずかにバーの上。38分、右CB武岡のドリブルから左FWレナトがポストになって、CF大久保のスルーパスに右WSエウシーニョがシュート。マリノスも44分、藤本からのCKのこぼれを左SH兵藤がミドルシュート。さらにCH中町のCKにCF齋藤がシュート。しかしこれはオフサイド。前半は2-1、フロンターレのリードで終えた。
後半最初からマリノスは奈良輪に代えてCF伊藤翔を投入。齋藤を右SHに下げる。3分、OH藤本のクロスから左SH兵藤がヘディングシュート。フロンターレも9分、カウンターから右WBエウシーニョがドリブル。PA前のスルーパスに右FW小林悠が走り込みシュート。しかしGK榎本にセーブされる。
ホームで負けられないマリノスは必死に反撃。11分、左SB下平のフィードをCF伊藤が落とし、右SH齋藤がシュート。だがGK西部がナイスセーブ。14分、OH藤本の落としからCH富澤がミドルシュート。GK西部がキャッチ。16分、OH藤本のフィードから右SH齋藤が抜け出し、クロスにCF伊藤が一瞬フリーになるが、CB角田と右SB武岡が何とか戻って、シュートを打たせない。
フロンターレも21分、エウシーニョに代えて、FW杉本を投入。4-4-2の布陣に。22分にはCH大島がドリブルで仕掛けてミドルシュート。さらに24分、CH憲剛のスルーパスに反応した左SHレナトがクロス。しかしDFにクリアされる。そして27分、左WB車屋のスルーパスにCH憲剛が抜け出し、クロスにCF大久保がダイビングヘッド。きれいなゴールで3点目を入れた。
あとは守りを固める。35分、左SH兵藤のクロスに右SH齋藤がヘディングシュート。GK榎本が正面でセーブ。39分、右SB小林祐三のパスからCF伊藤がシュート。枠を外す。さらにアディショナルタイム、OH藤本の縦パスをCF伊藤が落とし、左SH兵藤が右に展開して右SH齋藤がシュート。しかしこれもDFがクリアした。
結局このままタイムアップ。3-1でフロンターレが勝利した。今シーズンはCB角田と右WBエウシーニョが加入し、さらに攻撃力が高まった。今シーズンも楽しい攻撃サッカーが見られそうだ。ACLもないし、今年こそ優勝の声が聞こえるかもしれない。