とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ 第26節 ハノーバー対ドルトムント

 日本代表戦の前から観始めたけど、終わりまでいかず、代表戦を観た後でようやく後半を観終えた。1週間かかっても観ようと思うほど面白いゲームだった。ドルトムントは香川が先発。ハノーバーも清武と酒井宏樹が先発。3人ともゲームによく絡み、活躍をした。面白いゲームだった。
 開始1分、ドルトムントはCBスボティッチの落としから右SHブワシチコフスキがミドルシュート。GKツィーラーがナイスセーブ。ケガがようやく癒えたブワシチコフスキが今シーズン初出場を果たした。その後はホームのハノーバーが積極的に攻めていく。中でも右SB酒井宏樹の積極的な攻撃参加が目立つ。14分にはMF清武のスルーパスにMFスティンドルがシュート。絶好機だったが、シュートが弱かった。
 一方、ドルトムントはしっかり守ってボールをつなぐ。OH香川がよく動いてよくボールに触る。マンUに移籍した当時の動きが戻ってきて、かなり復調してきたようだ。そして19分、右SHブワシチコフスキが中へパス。左SHロイスがドリブルを始めると、香川が前を左に走ってDFを引き付け、スルーパスにCFオバメヤンが抜け出す。シュート。ショートカウンター一発、ドルトムントが先制した。
 その後もドルトムントのプレスが速い。右SB酒井もなかなか上がることができなくなってくる。だが31分、MF清武がボールを奪うと、CFホセルから左に展開。左SHビッテルコートが左サイドを深くえぐってクロスにMFスティンドルがシュート。ハノーバーが同点に追い付いた。するとまた勢いを盛り返したハノーバーが攻勢をかける。34分、カウンターで右SHブリアンが長躯ドリブル。左に流して左SHビッテンコートがシュート。枠を外す。その後も、36分、39分と右SB酒井からのクロスがゴール前に入るが、ドルトムントのCBの守備も堅い。前半は1-1の同点で終えた。
 後半も互角の展開が続く。8分、OH清武から右に展開。右SB酒井のクロスをCFホセルがヘディングシュート。ゴール内でCBフメルスがヘディング・クリア。9分、清武のFKはGKバイデンフェラーがキャッチ。しかし10分、左SHビッテンコーチがファールタックルで2枚目のイエロー。ハノーバーが一人少なくなってしまう。
 すると12分、ハノーバーのCKのクリアからドルトムントがカウンター。右SHブワシチコフスキがボールを前に運び、斜めに走り込んだ左SHロイスにスルーパスを出すと、GKを引き付けて横パス。OH香川が無人のゴールに流し込んだ。ドルトムントが2点目。さらに16分、今度はCHギュンドアンからのスルーパスにOH香川が走り込み、右足アウトサイドでの絶妙なクロス。これをCFオバメヤンがヘディングで押し込み、3点目を挙げる。
 追いかけるハノーバーは27分、左SHプレブ、左SBアルボルノスを投入。4-1-3-1にして清武はトップ下に入る。ドルトムントも13分左SBドゥジアクに続き、27分にはギュンドアンに代えてCHベンダーを入れる。31分、左SHロイスから右に流して右SHブワシチコフスキがミドルシュート。35分にはルーズボールをOH香川が収めて落とすと、右SHブワシチコフスキから左に展開。左SHロイスが抜け出してGKをかわしてシュート。しかしGKツィーラーがわずかに触ってポストにはね返される。
 ハノーバーは37分、PA前で大きく弾んだボールをOH清武がうまいトラップで収めると、落としを右SHスティンドルがミドルシュートハノーバーが1点を返す。アディショナルタイムにはPA前の絶好な位置でハノーバーがFK。清武に蹴ってほしかったが、途中交代の左SBアンドレアセンが蹴って枠を外す。万事休す。そのまま時間を使って3-2。ドルトムントが7戦負けなしとなる勝利を挙げた。
 ハノーバーはこれで10戦勝ちなし。降格圏から勝ち点差わずか2の14位に転落した。しかし内容的にはいいサッカーをしている。清武もチームの中心でがんばっているし、何より酒井宏樹の元気な姿が見られたことが嬉しかった。そして先日の代表選では清武、酒井宏樹がともに先発。香川も途中交代からゴールに絡み、復調を証明づけた。ドルトムントの次節はバイエルン戦。ここは首位バイエルンに一泡吹かせてほしい。それだけの好調さが戻ってきた。