とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ 第27節 ドルトムント対バイエルン

 香川が先発復帰して7戦負けなし。10位まで順位を上げてきたドルトムント。対するバイエルンは首位ながらリベリーロッベンがケガで欠場。ドルトムントにとってはEL圏内に向けて宿敵バイエルンに勝利してさらに勢いをつけたいところ。ホームの熱狂的なサポーターも黄色いフラッグを振って迫力ある応援を続ける。しかし香川は日本代表戦の疲れを考慮してかベンチスタート。代わってロイスがトップ下に入り、左SHにはカンプルが先発した。
 序盤からドルトムントが攻勢をかける。バイエルンはアラバも欠場で、ダンテが左CBに入る3バック。ベルナとラフィーニャの両WBも守備に入り、久しぶりに戻ってきたラームが入ってシャビ・アロンソシュバインシュタイガーで組む3ボランチは強力だ。ブロックを作ってしっかり守ると7分には右WBラフィーニャの縦パスからFWミュラーがシュートを放つ。
 序盤の攻勢をしのぐと次第にバイエルンが押し返してペースを握っていく。守備を固めるドルトムント。33分にはシャビ・アロンソがFK。そして36分、CBボアテングからの縦パスがFWレバンドフスキに入ると、ポストプレーから左に開いたFWミュラーにスルーパスミュラーのシュートを一旦は弾いたGKバイデンフェラーだったが、はね返りをレバンドフスキがヘディングシュート。バイエルンが先制ゴールを挙げた。
 ドルトムントアディショナルタイム、CFオバメヤンがFKを蹴るが壁に当たる。前半はバイエルン1点リードで終えた。
 後半に入ってもお互い速いプレス、堅い守備ブロックからのショートカウンターの応酬が続く。6分にはドルトムントのCHギュンドアンミドルシュート。16分、CHベンダーがDFと競ってこぼれ球に抜け出したOHロイスがシュート。しかしサイドネット。そして22分、ようやく香川が登場する。カンプルとブワシチコフスキに代わってOH香川と左SHアドリアーノ・ラモスを投入。しかしバイエルンも24分、ラームに代えてMFチアゴ・アルカンタラを投入した。
 トップ下に入った香川は積極的にボールサイドに寄ってはもらう動きを繰り返し、ドルトムントの攻撃を活性化させる。26分にはOH香川のロングフィードに右SHロイスが走り込むが、飛び出したGKノイアーがセーブした。一方のバイエルンもチアゴの投入でパスが回るようになる。前半とはまた一段ギアが入っての攻防が見られて面白い。香川にはシャビ・アロンソがマークに付く。
 33分、左SBシュメルツァーのCKのこぼれをOH香川がボレーシュート。しかしDFがブロックする。43分にはロイスが壁の上から落とすFK。だがGKノイアーがスーパーセーブ。最後は守りを固めたバイエルンが1-0で逃げ切ってタイムアップ。ドルトムントには残念な結果となった。
 香川が先発出場していたらどうなったかと思うが、仕方がない。いいゲームを見せてまだまだ終わらないことを示した。EL出場に向けてさらにがんばってほしい。