開幕戦先発出場した岡崎は前線からの早いプレスと運動量でゴールこそなかったが、非常に印象に残るプレーを披露した。そしてウェストハムとの第2節。レスターは開幕戦と同じメンバーが先発。ラニエリ監督の下、引き続き、よく統率の取れたプレーを見せてくれた。
前半2分、ウェストハムの左SHペイェのFKにFWサコがヘディングシュート。前節アーセナルに勝利したウェストハムはホーム開幕戦となるこのゲームでも序盤から攻撃力の高さを見せてきた。レスターは7分、FW岡崎が中盤に下がってよく身体を入れボールを落とすと、右SHマレズがつないで、CHドリンクウォーターのスルーパスにFW岡崎が抜け出す。クロスはDFにクリアされたが、このゲームでも岡崎がいい動きを見せてウェストハムのDFを混乱させる。
それでも17分、左SHペイェのFKのクリアをFWサラテがシュート。さらにFWサコがシュートを放つがふかしてしまう。22分には左SHペイェから右に流し、右SBジェンキンソンがミドルシュート。ホームのウェストハムがパスを回し、主導権を握る。しかしレスターのプレスは早く、奪っては縦に速い攻撃でゴール前に迫っていく。
24分、中盤でボールを奪うと、FW岡崎から右SHマレズにボールを預け、CHドリンクウォーターの縦パスにFWバーディーが走り込むと、クロスにFW岡崎が走っていくが、少し届かない。26分には左SBシュルップのサイドチェンジから右SHマレズがドリブル。強引にDFをかわすとさらに切れ込み最後はシュート。さらに続くCKを左SHアルブライトンが蹴ると、FWバーディーがフリックして、CBフートがオーバーヘッドキックでシュートを狙う。GKアドリアンがナイスセーブ。
そして27分、左SHアルブライトンのフィードにFWバーディーが走り込むと、クロスに走り込んだ岡崎がボレーシュート。GKアドリアンがファインセーブで弾いたボールに岡崎がそのまま飛び付いてヘディングシュート。岡崎のプレミアリーグ初ゴールが決まり、レスターが先制した。それにしても岡崎らしい身体ごと押し込むようなヘディングシュート。その前の長い距離をゴール前に走ったところ、そして右足ダイレクトでのボレーシュートがすばらしい。
さらに38分、左SBシュルップの縦パスをFWバーディーがさらに縦に放り込むと、FW岡崎が走り込んでキープから落としたボールを左アルブライトンがクロス。右SHマレズが決めてレスターが追加点。前半でアウェイのレスターが2-0とリードした。
反撃したいウェストハムは後半頭からアンカーのオックスフォードをオビアングに交代。5分には右SHノーブルが切れ込んでミドルシュート。そして10分、右SHノーブルのクロスに左SHペイェがミドルシュート。DFがブロックしたところをOHクヤテが落としてもう一度ペイェがシュート。これが決まり、ウェストハムが1点を返す。
その後も攻め込むウェストハム。15分にはFWサラテのCKにFWサコがヘディングシュートを放つが、GKシュマイケルが正面でキャッチした。FW岡崎も懸命に前線からプレスをかけるが、ウェストハムの勢いが止まらない。岡崎は前半終了間際、右足首を痛めたこともあり、17分にカンテに交代した。
21分には右SBデラーツに代えてベナルアンを投入。ウェストハムの左サイドからの攻撃が続いていたところを手当てすると、ようやくレスターが少し押し返す。27分、右SHマレズのFKは枠の外。29分、マレズのCKに左SHアルブライトンがミドルシュート。30分には右SHマレズのドリブルからクロスにCHドリンクウォーターがシュートを放つ。
ウェストハムは31分、OHクヤテに代えてアルゼンチンの若手技巧派ランシーニを投入。36分、右SBジェンキンソンのクロスをFWサコが落とし、OHランシーニがヘディングで戻したボールにFWサコがボレーシュート。しかしGKシュマイケルがファインセーブを見せる。
レスターは37分、マレズに代えて左SHフックスを投入。左SBシュルップに重ねて左サイドの守備を補強。ブロックを作って守る。アディショナルタイムにはウェストハムのCKにPA前まで上がって攻撃参加したGKアドリアンがクリアボールを追いかけて、レスターのFWバーディーを前蹴りで倒してしまい、一発レッドカード。GKが退場を余儀なくされたウェストハムは右SBジェンキンソンが代役のGKを務めたが、そのまま反撃の気力も失せてタイムアップ。2-1でレスターが勝利した。
岡崎は早い時間帯に交代となってしまったが、存在感は見せ付けた。そして何よりプレミア初ゴール。それも非常に技術力の高いゴールで、FWバーディーや左右のSHマレズ、アルブライトンらとの連携も十分だ。次節以降もさらなる活躍が期待される。次はトッテナム戦。楽しみなゲームになりそうだ。