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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第37節 ウェストブロムウィッチ対チェルシー

 前節、トッテナムウェストハムに敗れ、2位との勝ち点差が7と開いたチェルシー。勝てば優勝というゲームの相手は8位、ウェストブロムウィッチ。カンテがケガで代わりにフセスク・ファビレガスを起用した他は、いつものメンバー。序盤からいつものサッカーを展開する。

 ウェストブロムウィッチは開始1分、CHフレッチャーの縦パスからCFロンドンがヘディングシュート。4-1-4-1の布陣で守備を固めて、ロンドンの高さと強さを生かす戦い。アンカーのフレッチャーがゲームを作る。9分、CHファブレガスの縦パスを受けたCFディアゴ・コスタがトラップから前を向いてシュート。10分、右FWペドロのミドルシュート。14分にはカウンターからCHマティッチがドリブル。左に流し、CFコスタのクロスに右FWペドロがシュート。チェルシーは長いパスが面白いようによく回る。

 16分、CHセスク・ファブレガスがFKを横に流して右FWペドロがミドルシュート。続くCKから右CBアスピリクエタミドルシュート。21分、CHファブレガスのFKから左CBケーヒルがシュート。いずれもウェストブロムウィッチの選手が身体を張ってブロックするが、前半はチェルシーが攻め続ける。

 今シーズンのチェルシーは第6節アーセナル戦の後半から3バックにして以来、第7節から13連勝。一気に優勝までやってきた。3バックにすることで、サイドを左WBマルコス・アロンソと右WBビクター・モーゼスの二人のWBが攻守に上下動し、これによって攻撃する左FWアザール、右FWペドロが中に絞って、CFコスタと近い位置でプレーできるようになった。またCBも3人にすることで中を締めるとともに、右CBアスピリクエタのスピード、CBダビドルイスの高さとお互い補い合う。そしてカンテの広範囲な守備。セスク・ファブレガスが出場すれば長いパスで攻撃に変化を付け、ウィリアンが出場すれば、キープ力、突破力、パスセンスとバランスの取れた活躍でゲームを決める。だが何といっても両WBの攻守にバランスの取れた活躍がこのチームを支えたように思う。地味だが、いい活躍をした。

 ゲームは32分、左FWアザールから右に流して、CHファブレガスがミドルシュート。しかしわずかにポストの左。37分、右WBモーゼスの中へのパスから右FWペドロがミドルシュート。43分、右FWペドロの縦パスからCFコスタがDFを従えてシュート。しかしゴールが決まらず。前半はスコアレスで折り返した。

 後半になってもチェルシーの攻勢が続く。2分、右WBモーゼスのミドルシュートはGKフォスターがナイスセーブで弾き出す。3分、右FWペドロのクロスにCFコスタがボレーシュート。しかしGKフォスターが正面でキャッチ。6分、左FWアザールのドリブルから、CFコスタが落として、CHファブレガスがミドルシュート。8分、左FWアザールの戻しから右WBモーゼスがミドルシュート。しかしこれもGKフォスターがセーブする。

 すると次第に攻めあぐねるチェルシーウェストブロムウィッチも6分、ヤコブをアンカーに入れ、フレッチャーを前に上げると、14分には右SHチャドリを投入。次第に攻撃力を高めて攻めてくる。19分にはCBマッコーリーが足を痛めて左SBウィルソンを投入する。25分、CHヤコブの縦パスを受けたCFロンドンが前を向いてドリブル。しかし右CBアスピリクエタが快足を飛ばして戻ってきてクリア。27分にはCFロンドンのポストから左に展開。左IHリバーモアから右に流して右SHチャドリがシュート。しかしわずかにポストの左に外す。

 このゲームで優勝を決めたいチェルシーは30分、アザールとペドロに代えて、FWバチュアイ、そしてトップ下にウィリアンを投入する。2トップに対応し、3バックに布陣変更するウェストブロムウィッチ。しかしこの選手交代が功を奏したか、37分、右CBアスピリクエタのクロスを左WBアロンソが落とし、左CBケーヒルがシュート。当たり損ねたボールが右に逸れると、右CBアスピリクエタのクロスにFWバチュアイが待ち構えてシュート。ついにチェルシーが先制点を挙げた。

 その後は右WBモーゼスに代えて右CBズマを投入し、守備を固めるチェルシーアディショナルタイムに右IHフレッチャーのクロスからCFロンドンがヘディングシュートを放つが、GKクワトロがナイスセーブ。そしてタイムアップ。1-0。チェルシーが勝利し、プレミアリーグ2年ぶりの優勝を決めた。

 コンテ監督がとにかく嬉しそうだった。リーグ途中で布陣変更してからの快進撃。監督冥利に尽きる。しかもこれでセリエAプレミアリーグと指揮を執って1年目での優勝。来季は退団を表明しているテリーも一緒になって喜んでいた。コンテ監督にも色々な話がくるだろうし、来季はどんなメンバー、どんな形で戦えるのかわからないが、今季のチェルシーは3バックの採用で非常に面白いサッカーを見せてくれた。まずはおめでとうと言おう。

J1リーグ第11節 コンサドーレ札幌対ガンバ大阪

 「全日程の1/3となる第11節」というコメントに「えっ、もうそんな?」と思った。確かに。でもJ1は大混戦。3位ガンバは前節エスパルスと引き分けて首位になる機会を逃した。今節は先に行われたゲームで首位のアントラーズが敗戦。レッズが勝利して、また首位が入れ替わっている。ミッドウィークに行われたACLでも敗戦敗退し、そろそろ勝利が欲しいところ。対するコンサドーレは序盤こそ勝ち星が上がらなかったが、ホームでは3勝2分けと負けなし。圧倒的なホーム・サポーターの前で、負けなし記録を続けたい。今季初めてコンサドーレのゲームを観た。

 開始1分、ガンバはFW長沢の落としからFW赤崎がシュート。赤崎が積極的に動く。ガンバは久しぶりに4バック。井手口をアンカーに遠藤がトップ下に入るダイヤモンド型の中盤。右SHには藤本が入った。コンサドーレが序盤から気力溢れるプレー。積極的にプレスをかけてゲームは互角で進む。17分、左WB菅のドリブルからクロスのこぼれを右WB早坂がミドルシュート。しかしDFがブロックする。19分にはCH兵藤がボールを奪い、FW都倉のクロスにFW金園が飛び込む。しかしDFがクリア。続くCKのこぼれを右CBキムミンテがヘディングシュート。コンサドーレが積極的に攻めていく。

 25分にはCH兵藤がFKから横に流して、左CB福森がクロス。FW金園がヘディングシュートを放つ。コンサドーレは全選手がよく戦う。ガンバはそれをうまくかわしていくが、攻撃面ではなかなか形が作れない。それでも28分、DFからのフィードに右サイドを上がったFW赤崎のクロスをFW長沢がつなぎ、左SH倉田がシュート。DFがブロックするが、ようやくガンバの攻撃が見られた。すると30分にはFW赤崎がシュート。コンサドーレも37分、左CB福森のCKにFW都倉が飛び込むが、わずかに届かず。WB菅がミドルシュートを放つが、これは大きく外した。41分、FW赤崎のミドルシュートはGKクソンユンがキャッチ。すると直後には左WB菅のクロスにFW金園が飛び込む。DFがクリア。

 そして45分、CH宮沢の縦パスに走り込んだFW金園がクロス。右WB早坂が戻してFW都倉がシュート。しかしGK東口がセーブする。するとその直後、CH井手口の縦パスをFW赤崎が落とすと、右SH藤本が縦につなぐ。FW長沢が収めて落とすと、走り込んだ藤本が見事なループシュート。ゴールネットを揺すり、ガンバが先制点。前半は1-0とガンバのリードで折り返した。

 コンサドーレにとっては前半押し気味だったのに残念な失点。後半も戦う姿勢を見せて攻めていく。6分、FW都倉の落としからFW金園がスルーパス。都倉が走り込んで、クロスに左WB菅がシュート。CBファビオがブロックしたボールが手に当たったが、主審はPKを取らない。8分にはFW都倉のポストプレーにボールを受けたFW金園がDFをかわして前に飛び出したところでファールの判定。都倉へのファールを取ったのだが、コンサドーレにとってはアドバンテージを取ってほしかった。抗議をするが、聞き入れられず。このゲーム、主審との相性もイマイチだったかも。しかしサポーターの声援を受けて、選手の気力は漲っている。

 11分、右WB早坂のクロスをFW都倉とGK東口が競ってこぼれると、左WB菅がミドルシュート。しかしこれはCH井手口がブロックした。ガンバではワンボランチに入った井手口が再三いい守備を見せる。17分、コンサドーレは右WBにマセードを投入。するとガンバも20分、FW赤崎に代えてアデミウソンを投入する。するとその直後、GK東口からのフィードをFW長沢、右SH藤本とヘディングでつないで、こぼれたボールをFWアデミウソンがドリブル。切り返しでDFを滑らせてシュート。GKクソンユンのナイスセーブで止められたが、やはりアデミウソンは怖い。

 コンサドーレは24分、FW金園に代えてジュリーニョを投入する。25分、左WB菅がドリブルでDFをかわして切れ込み、クロスに右IH荒野がミドルシュート。しかしこれもDFにブロックされる。29分、右WBマセードのクロスをFW都倉が胸トラップから反転してシュート。DFがブロック。30分には右IH荒野に代えて小野を投入。32分、FKのクリアボールを拾った右WBマセードのクロスからFW都倉がヘディングシュート。ネットを揺らすが、残念ながらオフサイド。ガンバDF陣の上がりが早かった。

 33分、右IH小野のクロスにCH宮澤がシュート。しかし枠を捉えられない。ガンバは34分、藤本に代えて左SH泉澤を投入する。すると38分、FWジュリーニョからCH井手口がボールを奪い、縦パスに抜け出したFWアデミウソンがシュート。GKクソンユンがキャッチする。攻め続けるコンサドーレ。しかし残り5分、後半40分前から左CB福森が両足を痙攣。既に3人目の交代を終えていたコンサドーレは、左WB菅とのポジションチェンジを余儀なくされる。執拗にコンサドーレの左サイドを攻めるガンバ。

 そして44分、FWアデミウソンが中盤でDFに囲まれながらもボールをキープ。OH遠藤に落として、冷静に遠藤がつなぐと、アデミウソンがドリブル。そしてDFを引き付けて左にパス。左SH泉澤がゴールを決めて、ガンバがダメ押しの追加点を挙げた。その後も必死で反撃するコンサドーレアディショナルタイムには左CB菅野クロスからFW都倉がヘディングシュートを放つが、GK東口がキャッチ。結局、最後までゴールを割れず。ガンバが2-0と勝利した。

 これでガンバはレッズと同勝ち点の2位に浮上。一方、コンサドーレの順位は15位と変わらない。しかしよくがんばった。ホームでこれだけ戦う姿はサポーターにも勇気と元気を与えるだろう。最終的にどんな結果になるかわからないが、2万人を超えるサポーターを集める訳がわかった。そしてグランパスにもこんな熱いゲームをしてほしいと思わずにはいられない。コンサドーレは長くJ2で戦って、地域に根差したいいチームになって戻ってきた。

退職記念旅行は、東北でよかった(その3)

 「退職記念旅行は、東北でよかった(その2)」から続く。

 首の痛みが再発。ロキソニンを飲んで、湿布を貼って、首が傾いたままの悲惨な格好でクルマを発進させる。右を向くのが辛い。安全第一で高速もゆっくりと走る。魚津ICから北陸自動車道を西山ICまで。そこからは下道を通って、日本海に出て、海沿いを北上する。11時半位に良寛記念館に到着。設計は谷口吉郎。端正でモダンな資料館に、さすが谷口吉郎と、何枚も写真を撮った。パンフレットに国登録有形文化財と書かれているから、良寛の書簡でも文化財登録されているのかと思ったら、建物が登録文化財だった。建築後52年。これを文化財登録しようとする出雲崎町の人たちの思いがすごい。

 でも、私が出雲崎を訪れた目的は、その町並み。妻入りで奥行きの長い建物が並ぶ町並みが長く続く。丘の上にある良寛記念館から町並みがきれいに見えるかと思ったが、期待したほどではない。それでも青く穏やかな日本海を眺めながら、記念館横の休憩所にある「心月輪 ブラッスリーカフェ・ルポ」で食事。HPには「高台にあるカフェ・レストラン」ってあるけど、展望台などによくある休憩所のレストラン。「ふわとろオムライス」を食べた。

 それよりも町並み。クルマで通りまで降りて、まずは西の外れ、尼瀬の町並みまで。建物はけっして古くない。いや、古い町家もあるが、新しく建てられた建物もみんな妻入りなのがすごい。一旦バイパスまで出て、今度は通りを東に向かう。羽黒町の出雲町海岸出張所の前に大きな駐車場があったのでそこへクルマを停めて、通りを少し散策。このあたりから東の木折町にかけては建物も密集し、湾曲した通りに沿って、簓子(ささらこ)張り下見板の外壁もきれいな妻入りの家屋が並ぶ。

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 そのまま東に抜け、その後は一般道を北上する。三条燕ICの手前で給油してまた北陸道へ。新潟中央JCTを過ぎて日本海東北自動車道に入ると、左手にアルビレックスのホーム、ビッグスワンが見える。おおっ。でも、次の目的地は村上市。村上瀬波温泉ICで降りてすぐ。どこへ行ったらいいかもわからなかったので、村上駅前にある観光案内所へ。町家歩きを勧められたのだが・・・。クルマで走ると、ポツポツと点在している感じ。まずはイヨボヤ会館へ行ってみたが(ちなみに「イヨボヤ」とは方言でサケ(鮭)のこと)、イマイチ入る気がせず、観光案内所で勧められた村上体育館にクルマを停めて、武家屋敷を回ることに。だがこれも失敗。おしゃぎり会館まで歩いたが、けっこう遠く、しかも駐車場があるじゃないか。途中で村上城跡がよく見えたのが唯一の救い。

 結論的に言えば、村上市武家屋敷巡りはどこも駐車スペースが確保されているので、クルマで回れます。ちなみに「おしゃぎり」とは毎年7月7日に開催される村上大祭に曳き回される山車のこと。おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)、若林家住宅、村上歴史文化館と3館並んで、入館料が一人500円。時間がない中で、あわてて3館回った。その間にある三の丸記念館は明治40年に村上銀行本館として建築された木造の建物を曳家したもの。現在は公民館として利用されている。

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 その後、首を傾げつつ、今夜の宿、瀬波温泉「椿の宿 吉田や」へ。今回の旅行中、この宿が一番よかった。食事までのひと時は貸切風呂でのんびり。料理も村上牛や様々な調理法で楽しむ鮭など、どれもおいしかった。仲居さんも若いながら、心のこもったおもてなし。これで一人一泊10,800円は安い。そして娘からスマホが見つかったという連絡が! それで首の痛みもなくなった。ホント、よかった。

 「退職記念旅行は、東北でよかった(その4)」に続く。