とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンCは最下位ウォルバーハンプトンに降格の引導を渡しての勝利。

 マンUエバートンと引分けたため、勝てばマンUとの首位決戦に勝ち点差3、勝てば首位に立つことができるという状況で迎えた最下位ウォルバーハンプトンとのゲーム。負ければ降格決定のウォルバーハンプトンも抵抗し、楽勝というわけにはいかなかった。
 開始16秒、テベスミドルシュートを放つ。だが、勝ちたいウォルバーハンプトンも2分、CKからのこぼれ球をCBバッソンがミドルシュートウォルバーハンプトンはホームの声援を背に攻めてはいくが、マンCとの技量の差は明らか。どこかでミスが生まれ、攻め切れない。
 マンCは7分、バリーのループ気味のスルーパスアグエロが抜け出しシュート。だがポストのわずかに右。ウォルバーハンプトンも12分、左SHジャービスのクロスをCFフレッチャーが落とし、CMデービスがシュート。だがGKハートがナイスセーブ。直後のCKをフレッチャーがヘッドで折り返し、左SBウォードもヘッドでつなぎ、最後はCBスティアマンがオーバーヘッド。だがボールは枠を外れて転がっていった。
 16分、サバレタがシルバとのワンツーで中に切れ込み、スルーパスにナスリが抜け出しシュート。だが、これもわずかにポストの左。20分、シルバのポストプレーからテベスが中に運び、アグエロが受けてシュート。これも今度は右にわずかに外す。
 イヤな雰囲気が流れ始めた27分、左サイドからクリシーがDFとGKの間にカーブして落ちる絶妙のクロス。これにアグエロが走り込みシュート。ついにマンCが先制点を挙げた。
 後半に入ってもウォルバーハンプトンが守りに追われる。それでも11分にはFKからバッソンとコンパニーが競り合ったこぼれ球をフレッチャーがヘディングシュート。GKハートがナイスセーブ。するとマンCがシルバに代えてデヨングを投入。守備を固めつつ、次節に向けて温存を図る。
 そのまま淡々とゲームは進んだが、29分、ファールで倒されたテベスが早いリスタート。クリシーからの返しのパスを受けて長いスルーパス。ナスリが抜け出し、狙いすましたシュート。ようやくマンCが追加点を挙げる。
 その後はマンCが楽にゲームを進める。31分、アグエロのドリブルから戻しのパスをナスリが落とし、アダム・ジョンソンがシュート。GKデフリースが好セーブ。38分、A.ジョンソンの長いスルーパスアグエロが抜け出すが、シュートはDFに当たりGKが抑える。40分にはサバレタのクロスを危うくCBスティアマンがヘッドでオウンゴールを挙げそうになるが、GKデフリースがナイスセーブ。結局、このまま終えてマンCが2-0で勝利した。
 さてこれで勝ち点差3。得失点差はマンCが6点リードして、勝てば首位逆転の大一番となった。オールドトラフォードでのようなマンCの大勝ということはないだろうが、ホームのエティハド・スタジアムでマンCがどういうゲームを見せるか。いや、マンUがどう臨んでくるか。マンUが序盤から激しい攻勢をかけてくるだろう。これを持ちこたえればマンCに勝機が生まれるか。いずれにせよ激しいゲームになりそうだ。今からワクワクする。