とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

久し振りに観るマンCは動き少なく、好機も少なかったが、エバートンと引分け。2位を守る。

 昨シーズン優勝したマンCだが、香川のマンU移籍、長友のインテルの好調、吉田のサウサンプトン移籍。さらにブンデスリーガの放送の増加で、今シーズンに入ってからはほとんど観ていない。絶好調という話も聞かないが、それでもここまで14戦無敗の2位。一方のエバートンも6位といい位置につけている。
 序盤はアウェイのエバートンの積極的な攻撃が目を惹いたが、7分、コラロフがケガでサバレタに交代。このあたりから次第にマンCのパスが回り始める。9分、自在なパス回しからヤヤ・トゥーレが右に展開。マイコンのクロスにジェコが飛び込む。GKハワードが手を伸ばしセーブ。そのまま倒れる。
 右SBマイコンはまだ十分溶け込んでいない印象。積極的な上がりを見せるが、パスの連携はテベスやD.シルバとまだ息が合っていない。21分、D.シルバのクロスにジェコがヘディングシュート。枠を外す。
 パスは回るがシュートは少ない。なかなか決定機にまで持っていけない。それでもマンCが押し気味にゲームを進めたが、33分、左SBベインズのクロスをCBコンパニーがニアで逸らすと、フェライニにドンピシャ合ってしまう。ヘディングシュートを一旦はGKハートがはね返すが、そのままフェライニが押し込んだ。ゴール。エバートンが先制した。
 ようやく目を覚ましたようにマンCが反撃する。37分、ナスリのクロスにテベスがヘディングシュート。GKハワードがナイスセーブ。38分、DFのクリアをY.トゥーレがヘッドで前に送り、バリーの落としをテベスボレーシュート。GKハワードがセーブ。そして42分、ナスリのクロスをバリーが胸で落とし、CFジェコがシュート。またもGKハワードがファインセーブ。
 しかしここからのCKにフェライニがジェコを引っ張ってファール。PK献上。これをテベスがゴール中央に蹴り込んで、マンCが同点に追い付いた。エバートンもロスタイム、FKからピーナールのクロスにフェライニがヘディングシュートを放ったが、GKハートがナイスセーブ。前半は1-1で終えた。
 後半に入り、マンCがパスを回して攻めていく。だがエバートンもよく守る。15分、D.シルバから左に展開。サバレタのクロスにテベスがヘディングシュート。18分にはマイコンがドリブルで上がり、そのまま強烈シュート。GKハワードがはね返す。この攻撃性と強引さがマイコンの魅力。だがマンCらしくないかも。
 その後もマンCが攻めるが、中盤の動きが少なく、決定機を作れない。D.シルバにもいつものキレがない。23分、テベスに代えてアグエロ。36分にはジェコに代えてバロテッリを投入。だがやはりペースを引き寄せることができない。42分、ナスリがD.シルバをポストにワンツーを受けて前進。シュートを放つが、DFがクリア。逆に45分、CFイェラビッチのFKは壁の間を抜け、微妙なワンバウンド。GKハートがかろうじて弾き出す。
 結局このままタイムアップ。1-1のドローでゲームを終えた。エバートンがよく粘った。一方、マンCはCLも早々と敗退が決まり、まだ昨シーズンの強さが帰ってこない。次節のマンチェスター・ダービーは大丈夫だろうか。マンUを止めるのはマンCしかいない。リーグを面白くするためにも、マンCの復調を期待する。