とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

バルセロナ開幕戦7-0圧勝。ネイマールも途中出場したが、まだ連携はイマイチ。

 リーガ・エスパニョーラの開幕戦をWOWOWで無料放送していた。せっかくなのでメッシとネイマールの競演が見られるかと期待しつつ、バルセロナとレバンテのゲームを録画した。しかし先発はメッシのみ。イニエスタとアルバもベンチスタートで、セスクを左CHに下げ、アレクシス・サンチェスを右WGに、アドリアーノが左SBで先発した。
 しかし先発メンバーがどうとかいうゲームではなかった。3分、左WGペドロのクロスを右CHシャビがダイレクトでスルーパス。セスクが走り込んで右に流し、右WGサンチェスがシュート。あっという間に先制点を挙げる。11分には左サイドを駆け上がった左SBアドリアーノのクロスをOHメッシが落とし、シャビがミドルシュート。これは枠を外したが、12分、CHブスケツの縦パスをセスクが落とし、メッシがペドロとのパス交換からシュート。あっという間に追加点を挙げた。
 ゲームは一方的にバルセロナ・ペース。ダイレクトパスを次々と回してレバンテ守備陣を翻弄すると、レバンテがようやくつかんだカウンターのチャンスも左SBアドリアーノが長駆走って奪い取る。攻撃だけでなく、攻守の転換も早く、レバンテの選手がボールに触って前を向くと、あっという間にバルセロナの選手に囲まれる。
 そして19分、CHシャビのスルーパスにサンチェスがシュート。これは枠を外したが、24分、レバンテのCBナバーロにメッシがプレッシャーをかけてボールを奪うと、右SBダニエウ・アウベスの落とし、メッシのスルーパスにセスクが抜け出して、GKと一対一。中央で待つペドロとサンチェスにクロスを送ると、GKケイラー・ナバスが弾いたボールが右SBダニエウ・アウベスの前にこぼれてシュート。3点目。セスクの飛び出しがすごい。もちろん難なく合わせるメッシも。
 さらに26分、メッシの長いスルーパスに左WGペドロが抜け出しシュート。4点目を挙げる。33分にはメッシのFK。GKケイラー・ナバスがファインセーブ。しかし42分、アドリアーノへのファールで得たPKをメッシが決めて5点目。さらに45分、右SBダニエウ・アウベスの縦パスをCHシャビが落とし、セスクのスルーパスにシャビが走り込んでシュート。前半だけで6点差をつけた。
 面白いようなゴールショー。シャビ、セスク、メッシにペドロとサンチェスが自由に動き回り、ダイレクトでくるくるとパスを回す。縦パス、落とし、スルーパス。そしてGKの前に飛び出しシュート。だが守りも堅い。CBピケとCHブスケツが身体を張り、CBマスケラーノが的確な読みでパスをカット。すぐに攻撃につなげていく。
 さすがにレバンテは後半初めからボランチの二人をパラルドとエル・アドゥアに交代。二人は前半よりは高い位置、バイタルエリアに張り出してボールを追い、これでようやくバルセロナの攻撃も一息ついた。
 と思ったのもつかの間、9分、セスクのスルーパスにメッシが抜け出しシュート。GKナバスがセーブ。12分、シャビの縦パスをセスクが山なりクロス。CBピケがシュート。13分、右WGサンチェスのスルーパスにCBピケが抜け出しシュート。14分にはペドロがミドルシュート。さらに16分、メッシがドリブルからシュート。18分、メッシの縦パスをセスクが落とし、左SBアドリアーノがシュート。そして19分、ついにサンチェスに代わり、ネイマールが登場する。だがメッシとの競演もわずか7分間。ほとんど左サイドに張り付いたまま、有効な連携を見せることなく、26分、メッシはイニエスタに交代する。
 28分、レバンテのFKをCBロダスがGKへバックパス。これをセスクが奪い、GKをかわしてパス。ペドロが決めてついに7点目のゴール。ネイマールは止まってボールを受ける場面が多く、彼らしいスピードを生かしたプレーはなかなか見られなかった。それでも41分、中央に走り込んで縦に向け出すフリーランニングにセスクがスルーパスネイマールがシュートするが、GKナバスがセーブ。シュートはこれ1本。みんなネイマールを使おうという気持ちはあるが、まだまだ使い方がわからないという感じ。バルセロナの一員になるにはもう少し時間がかかるかな。ゲームは7-0のまま終了。バルセロナが大勝で快調なスタートを切った。
 メッシやシャビ、セスクらのプレーはいつもどおり。ネイマールは左WGが定位置になりそうだが、彼のスピードを生かすプレーを見せるのはもう少し先になりそう。しばらくはペドロやサンチェス、テージョらとの併用になるかな。だがネイマールが本領を見せればバルセロナのサッカーもまた一つ進化しそうな予感は伝わってきた。次にバルセロナのゲームを見るときにはネイマールも含めたバルセロナ・新バージョンが見られるだろうか。