とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグは激戦レースを制しマンCが優勝。エディハド・スタジアム喜びが爆発。

 プレミアリーグ最終戦、マンCはホーム・エティハド・スタジアムでウェストハムと対戦した。前節リバプールが3点リードから3失点を喫しドローとライバルが失速し、得失点差もあってドローでもほぼ優勝確実という状況。余裕を持ってゲームを開始した。
 序盤からマンCが押し込む展開。11分、CHヤヤ・トゥーレのシュートのブロックをCHハビ・ガルシアがヘッドで前につなぎ、右SBサバレタが右SHナスリとのワンツーで右サイドを突破。クロスに左SHダビド・シルバボレーシュート
 ウェストハムは序盤からDFラインを下げてブロックを作り、守る。マンCは圧倒的なポゼッション率で次々と流れに乗って攻めていくが、なかなかゴール前には入れない。20分FWアグエロ、22分CHヤヤ・トゥーレとミドルレンジからシュートを放つ。25分、左SBコラロフミドルシュートはあわやゴール。GKアドリアンが弾き出した。
 しかしそれも39分まで。右SHナスリがPA前のミドルレンジでわずかな隙を見つけると思い切ってシュート。これがゴール左隅に決まり、マンCが先制点を挙げた。その後も44分、右SHナスリのスルーパスからFWアグエロのクロスに右SBサバレタが走り込みシュート。アディショナルタイム2分、SHダビド・シルバのシュートはDFに当たってバーを叩く。前半が終わって1-0。この時点でリバプールニューカッスル相手に1点ビハインド。優勝にまずは一歩近づいた。
 後半に入ってもマンCペース。4分、ナスリのCKをFWジェコが長い脚を伸ばして落とすと、CBコンパニーがシュート。優勝へダメ押し点を挙げる。10分には右SHナスリがミドルシュート。後半はウェストハムも得点を狙って前に出てくる。10分、左SHディアメのクロスのこぼれをCHテイラーがシュートする。しかし守備に回ってもマンCの守備陣は堅い。攻めさせてもウェストハムにシュートすら許さない。逆にカウンターでゴールに迫る。
 18分、SHシルバのスルーパスに右SBサバレタが走り込み、クロスにFWアグエロがヘディングシュート。22分、CHヤヤ・トゥーレのスルーパスにまたも右SBサバレタが走り込んでクロスにFWアグエロがシュート。右SBサバレタが積極的に攻撃参加をする。
 24分にはCHフェルナンジーニョ、31分右SHミルナー、そして41分FWネグレドとマンCは次々と選手を代えて守備を固めていく。ウェストハムも19分左SHジャービス、27分CFカールトン・コール、36分FWジョー・コールと攻撃的選手を投入するがゴールは遠い。終了間際、FWアグエロとCHノーブルがやりあい、共にイエローカードをもらう場面もあったが、ゲームはそのまま終了。2-0でマンCが勝利し、プレミアリーグ優勝を決めた。
 タイムアップとともに大勢のサポーターが流れ込む。選手たちがサポーターにもみくちゃにされる。今シーズン、一時はリバプールの連勝で3位に後退する時期もあったが、最終盤はしっかり勝利を積み重ね、終わってみれば勝ち点差2。総得点102と史上2番目の得点力で悠々の優勝につなげた。おめでとう。一昨年の優勝は、ダビド・シルバが中心という印象だったが、今シーズンはヤヤ・トゥーレがチームをリードした。W杯ではコートジボワールの主柱として日本の前に立ちはだかるだろう。ヤヤ・トゥーレに支えられたマンCは本当に強かった。