とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第3節 アーセナル対リバプール

 プレミアリーグは序盤から好カードが続く。第3節はアーセナルリバプール。開幕戦で敗戦を喫したアーセナルは今度こそホームでの勝利を目指す。先発メンバーもGKチェフを除いては昨シーズンまでのメンバー。と思ったが、CBが若いチェンバーズにガブリエルパウリスタ。コシエルニもメルテザッカーも故障でベンチにもいない。これは不安。対するリバプールは連勝スタートながらメンバーは大きく変わっている。特にランパードスターリングが抜けて、ストゥーリッジはまだ戻ってこない。CFにベンテケを入れて、コウチーニョと新加入フィルミーノが支える形。ヘンダーソンのケガでアンカーにルーカス。そしてジャンと新加入ミルナーが中盤を支える。さらに両SBはクラインとゴメス。すっかりメンバーが変わってしまった。
 2分、CFベンテケがシュートを放つと、3分にはCHミルナーの縦パスからCFベンテケのクロスに左SHコウチーニョがシュート。これがバーを叩く。序盤、リバプールが積極的に前から仕掛ける。対するアーセナルも5分、左SBモンレアルのクロスに左SHサンチェスがヘディングシュート。そして8分、CHカソルラのスルーパスに右SHラムジーが抜け出しシュート。ネットを揺らすがオフサイドの判定。きれいなゴールだったのに、ビデオで観ると微妙。ゴールでよかったのでは。
 その後も一進一退の攻防が続く。中でもアーセナルのアンカー、コクランのプレーが厳しい。PA間際でCFベンテケらを相手に大胆にスライディングをしてリバプールの攻撃を寸断する。一方、やはり不安なのがCB陣。24分にはCBチェンバーズからのパスを左SHコウチーニョに奪われ、スルーパスにCHミルナーが走り込みシュート。GKチェフがナイスセーブを見せる。26分には右SBクラインがシュート。さらに33分、DFからのフィードをCFベンテケがヘッドで落とし、CHジャンがつないで左SHコウチーニョがドリブル。最後はCBガブリエルパウリスタが止めたが、今シーズン初出場の二人のCBのプレーにドキドキする。
 35分、右SBクラインのクロスにCFベンテケがDFと競れば、36分には左SHサンチェスのCFジルーへのクロスにDFが先に触ってコースを変える。両チーム互角で攻め合う。39分、左SHコウチーニョの縦パスに走り込んだ右SHフィルミーノがクロス。CFベンテケのシュートにGKチェフがスーパーセーブ。続くCKから右SHフィルミーノのシュートもGKチェフがナイス反応でセーブした。さらに45分、ポストを叩いた左SHコウチーニョミドルシュートはよく見ると横っ飛びGKチェフの指先がわずかに触れてコースを変えている。終盤はGKチェフのスーパープレーでアーセナルが失点を阻止。スコアレスで前半を折り返した。
 後半は序盤からリバプールが高いプレスと早い攻守の切り替えでアーセナル陣地に迫る。CHコクラン、そしてGKチェフを中心にしっかりと守るアーセナル。そして次第にアーセナルが反撃。攻撃のペースを握り出す。12分、CFジルーのシュートがコースを外す。15分、OHエジルが左に流し、CHカソルラのクロスをCFジルーが落とし、左SHサンチェスがシュート。ポストを叩く。リバプールも16分、左SHコウチーニョミドルシュート。GKチェフがしっかりとセーブする。アーセナルがパスを回し、リバプールが守ってカウンターを狙う展開。18分にはリバプールが右SHフィルミーノに代えてアイブを投入する。
 23分、左SHサンチェスのスルーパスに左SBモンレアルが上がって、クロスにCFジルーがシュート。DFがブロック。25分、OHエジルから右に展開。右SBベジェリンのクロスから右SHラムジーの縦パス。CFジルーが反応しシュートを放つが、GKミニョレがスーパーセーブ。後半はリバプールのGKミニョレが活躍する。26分にはリバプールがカウンター。左SBゴメスがドリブルで駆け上がり、CHジャンの落としからCHミルナーミドルシュート。GKチェフがセーブ。27分、右SHラムジーのループ気味のミドルシュートもGKミニョレが間一髪、弾きだす。
 28分、ホームのアーセナルはCFジルーに代えてウォルコットを投入する。リバプールは30分、CHルーカスに代えて若いロシター。36分、左SHコウチーニョミドルシュートはGKチェフがナイスセーブ。37分にはCHコクランに代えて右SHオクスレードチェンバレンを投入。ホームでの勝利を目指すアーセナルラムジーボランチに下げる。
 38分、CHラムジーがドリブルからミドルシュート。DFに当たってコースが変わるが、GKミニョレがナイスセーブ。39分、右SHオクスレードチェンバレンがドリブルから絶妙なクロス。ゴール前にCFウォルコットが走り込むが、その前にCBスクルテルが触ってゴールラインに逃げる。あわやオウンゴールしかねないゴール前で勇気あるクリアだ。さらにゴール前でCBスクルテルが立ちはだかる。40分、CHカソルラからCHラムジーへのスルーパスをCBスクルテルがカット。43分、CHラムジーがドリブルでゴール横まで迫るがCBスクルテルがストップ。左SBモンレアルのクロスに右SHオクスレードチェンバレンが飛び込むが、GKミニョレがナイスセーブ。アディショナルタイム4分、右SHオクスレードチェンバレンミドルシュートもGKミニョレが止める。ラストプレー、OHエジルのクロスにCBガブリエルパウリスタのヘディングシュートは枠を外し、タイムアップ。終盤、ホーム・アーセナルの猛攻もリバプールがしっかり守り切り、結局スコアレスドローで終わった。
 ゴールは入らなかったが内容は濃いゲームだった。お互い積極的に攻め合い、ゴール前での攻防が多い。そして両チームのGK、チェフとミニョレが大活躍。ゲーム終了後、二人が称えあい、ユニフォームを交換していたのが納得の好ゲームだった。
 これでお互い次節以降、動きがよくなるのではないか。両チームのこれからが期待されるゲーム。特にメンバーが大きく変わったリバプールの活躍が楽しみだ。