とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第32節 レスター対サウサンプトン

 今節、先にゲームのあったトッテナムがドローで、勝利すれば2位との勝ち点差が7に広がるレスター。先発はいつものメンバー。代表帰りの岡崎もしっかりと先発する。対するサウサンプトンは7位でEL出場権を狙う。残念ながら吉田はベンチ。右からファンデイク、フォンテ、バートランドの3バック。ソアレスとターゲットが両WBに開き、クラシーとワンヤマのダブルボランチ。ペッレをトップにマネとデービスがシャドー・ストライカー。3-4-3の布陣で守りを固めてきた。

 序盤からレスターが攻めていく。4分、CKにFW岡崎がフリックして左SBフックスがヘディングシュート。11分、右SBシンプソンのフィードに抜け出したFWバーディーのクロスにFW岡崎がニアに走り込むが、DFにブロックされる。12分には左SBフックスのロングスローをFWバーディーがヘディングで流し、CBモーガンがシュート。しかしこれもDFにブロックされた。

 サウサンプトンは序盤、とにかく守りを固める。17分、右SHマレズのクロスにFW岡崎が走り込むが、DFがクリア。19分、FWバーディーのクロスにFW岡崎が飛び込むが、わずかに届かない。レスターがボールをキープして攻めていくが、サウサンプトンの守備も堅い。FW岡崎もよくゴール前に顔を出すが、もう一つ合わない。

 そのまま時間が流れていくと、次第にサウサンプトンが押し返す。29分、DFからのフィードをCFペッレが落とし、右FWデービスから右に流して、右WBソラレスのクロスにCFペッレがヘディングシュート。31分、CFペッレのスルーパスに左FWマネがドリブルで抜け出し、GKと一対一。落ち着いてGKをかわしシュートを放つが、戻ってきた右SBシンプソンがギリギリ、クリアした。

 35分にもCBフォンテがミドルシュート。今度はGKシュマイケルがナイスセーブを見せる。そして38分、左SBフックスのクロスにCBモーガンが豪快なヘディングシュート。これが決まり、ようやくレスターが先制点を挙げた。43分、GKシュマイケルのフィードにFWバーディーが抜け出し、ミドルシュートを放つが、DFに当たりラインを割る。前半はレスター1点のリードで折り返した。

 後半開始前にサウサンプトンは左WBターゲットに代えてOHタディッチを投入。フォーメーションを4-2-3-1に変更する。攻めるサウサンプトン、守るレスター。14分、CBモーガンのフィードに抜け出したFWバーディーがポストになって落とすと、FW岡崎が受けようとするが、うまく合わない。16分には右SHマレズの縦パスに走り込んだCHドリンクウォーターが抜け出して、絶妙のクロスにバーディーが走り込む。がその前でCBフォンテがクリア。あわやオウンゴールになりそうだったが、GKフォースターがファインセーブした。

 その後もサウサンプトンが攻め続ける展開が続く。守るレスターは19分、岡崎を下げてFWウジョアを投入する。25分、左SBバートランドのシュートはサイドネット。レスターはカウンター攻撃。26分、左サイドでゲームを作り、CHドリンクウォーターのヒールキックによるスルーパスにFWバーディーが走り込み、クロスに右SBシンプソンがフリー。だがシュートはGKフォースターがナイスセーブする。頭を抱えるシンプソン。

 28分、サウサンプトンはOHデービスとCHクラシーに代えてFWオスティン、ボランチにはウォードプラウズが入る。するとその直後、PA内でオスティンのクロスがCBフートの手に当たる。ハンドを覚悟したが、取らない。助かった。その後もサウサンプトンの攻勢が続いたが、高い集中力ではね返すレスター。レスターは右SHマレズと左SBオルブライトンに代えてグレイとダイアーを投入して守備を固める。そして最後は時間を使い、逃げ切った。1-0。レスターの勝利。

 これで4試合連続、1-0のスコアでの勝利が続く。リーグ前半はバーディーを中心とした攻撃力が際立ったが、年度が明けて以降は守備の堅さが目立つ。特にカンテの幅広い動きと運動量、そしてモーガン、フートのCBも高くて強い。そして何より岡崎を筆頭に全員守備意識の高さと集中力が際立つ。これで2位トッテナムとの勝ち点差も7に開いた。残り試合数は6ゲーム。いよいよ優勝が秒読みとなってきた。