とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第33節 サンダーランド対レスター

 4試合続けて1-0の勝利。首位を独走するレスターと18位降格圏内に苦しむサンダーランドの対戦。レスターはいつものメンバー。サンダーランドはキルヒホフをアンカーに、デフォーをワントップに上げる4-1-4-1の布陣だ。

 開始1分、FWバーディーのクロスにFW岡崎が走り込むが、CBカブルが先にクリアする。続くCKにはFW岡崎がニアでヘディングシュートを放つが、枠は捉えられない。さらに3分、CHカンテのミドルシュートと、序盤からレスターが積極的に仕掛けていく。12分には右SBシンプソンのクロスにFWバーディーがヘディングシュート。14分、CHドリンクウォーターの縦パスからFWバーディーが左に流し、FW岡崎のクロスにFWバーディーが走り込むが、DFにクリアされる。続くCKにはCBモーガンがヘディングシュート。レスターはバーディーと岡崎のコンビがますます熟成していくようだ。守備陣まで含めた一体感がすばらしい。

 サンダーランドもようやく23分、左IHムビラの大きなサイドチェンジにSHハズリが飛び込むが、わずかに届かず。なかなか攻め手がない。25分、左SHオルブライトンのフィードにFW岡崎が走り込み、胸トラップしたところをサンダーランドの右SBイエドリンが岡崎を蹴り上げるが、PKは取ってもらえない。逆に35分、右SHボリーニのクロスにCBカブルがヘディングシュート。しかし僅かにバーの上。

 37分、サンダーランドの左SBファンアーンホルトがライン際まで駆け上がり、クロスを入れると、CBフートの手に当たるが、このゲームの主審はPKを取らない。同じような場面はサンダーランドにもあり、アディショナルタイム1分に放った右SHマレズのミドルシュートがDFの手に当たったが、こちらもPKを取らなかった。

 44分、左SHオルブライトンの縦パスにFW岡崎が走り込み、クロスにFWバーディーがシュートするもうまくヒットせず。アディショナルタイムの岡崎のシュートもDFにブロックされた。逆にサンダーランドアディショナルタイム1分、CFデフォーのスルーパスに右SHボリーニが抜け出しシュートを放つが、GKシュマイケルがナイスセーブ。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入るとサンダーランドが積極的に攻めてくる。2分・3分と右SHボリーニミドルシュートを放つと、5分には右SBイエドリンがミドルシュート。さらに6分には、CFデフォー、右SHボリーニミドルシュートを放っていく。レスターも7分、左SHオルブライトンの縦パスにFW岡崎が走り込み、いったんCHカンテに預けて、クロスから岡崎がシュートを放つが、枠を捉えられない。9分にはFWバーディーのクロスにCHドリンクウォーターが前線まで駆け上がるが、トラップが大きく、シュートは打たせてもらえなかった。

 その後も互角の展開が続く。レスターは17分、岡崎を下げてFWウジョアを投入する。ゲームはサンダーランドがやや押し気味かなと思ったが、21分、CHドリンクウォーターのフィードにFWバーディーが走りこむと、DFをかわしてGKと一対一。落ち着いて流し込み、レスターが先制点を挙げた。劣勢の中でもこうしてカウンターでゴールを決められる点がすごい。

 追い付きたいサンダーランドは23分、左SHドイェ、左IHロドウェルと2枚代え。さらに31分には右SHボリーニに代えてレンスを投入する。32分、左SHオルブライトンミドルシュート。レスターも36分、右SHマレズに代えて左SHグレイを投入。37分、左SBファンアーンホルトのスルーパスに左IHロドウェルが抜け出しGKと一対一。しかしシュートは大きくふかしてしまう。助かったレスター。レスターも38分、CHカンテのドリブルからFWウジョアがシュートを放つが、GKマンノーネがファインセーブを見せた。

 39分には右SHオルブライトンに代えてアマーティを投入。45分、右SHアマーティのスルーパスにCHドリンクウォーターが走り込んで、クロスにFWバーディーがシュート。これもGKマンノーネがナイスセーブ。アディショナルタイム3分、FWバーディーの落としから右SHアマーティがシュート。そしてAT5分、GKからのフィードをCHカンテがつなぐと、FWバーディーがCBカブルと競り合って抜き去り、GKもかわしてゴールに流し込んだ。追加点。そしてタイムアップ。2-0。レスターが首位チームらしい強さを見せて勝利した。

 2位トッテナムマンUに3-0と快勝し、残り5試合で勝ち点差7。しかしレスターは残り3試合でマンUエバートンチェルシーと強豪とのゲームを残している。ラニエリ監督のマネジメントもあってここまで全くと言っていいほどプレッシャーを感じさせないレスターだが、残り5試合となってどうか。このゲームでもPA内のハンドがPKを取らないなど、プレミアリーグらしい判定にも助けられて、運と勢いは衰えていないようだ。この調子で残り5試合も伸び伸びとしたサッカーを見せてほしい。