とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第23節 リバプール対マンチェスター・シティ

 第22節まで無敗を続けてきたマンCがついに負けた。相手はリバプール。いったいどんな内容だったのか。これは観なくては、ということで、DAZNで観戦した。18試合連続勝利を続けてきたマンCも第21節、年末のクリスタル・パレス戦で引き分け。第22節のワトフォード戦には勝利したものの、その後のカップ戦では苦戦したという。対するリバプールもリーグ戦3連勝中。13戦負けなしを続けている。コウチーニョバルセロナへ移籍したが、代わりにマネが先発。フィルミーノとサラーで組むFWは強力だ。一方、マンCはアグエロをセンターにスターリングとサネの3トップ。ダビド・シルバをベンチに置いて、ギュンドアンが左IHで先発した。

 序盤はお互い厳しいプレスの応酬。互角の展開が続く。しかし9分、中盤でこぼれ球を拾った右IHオクスレード・チェンバレンがドリブルをすると、左CBオタメンディが右サイドに開いた右FWサラーに引っ張られる。右CBストーンズの寄せも遅く、空いたところをオクスレード・チェンバレンミドルシュート。幸先よくリバプールが先制点を挙げた。

 マンCは20分、右IHデブルイネの絶妙なクロスがGKとDFに間を通り、CFアグエロが滑り込むが、届かない。23分、左FWサネがミドルシュートを放ってDFにブロックされたが、これがマンCの初シュート。先制されたマンCがようやく攻めに転じた。だが、31分には右IHオクスレード・チェンバレンのクロスにCFフィルミーノがダイビングヘッド。直後、マンCは左SBデルフが足の不調を訴え、ダニーロに交代する。そして40分、右SBカイル・ウォーカーのサイドチェンジを受けた左FWサネがドリブルから縦に切れ込んでDFをかわし、GKのニアを打ち抜く強烈なシュートを突き刺す。マンCがさすがの攻撃で同点に追い付いた。前半は1-1の同点で折り返した。

 後半も序盤は互角の展開。6分、GKエデルソンのスローを右IHデブルイネが受けて縦につなぐと、右FWスターリングが左に流して、CFアグエロがシュート。続くサネのCKにCBオタメンディのヘディングシュートがバーを叩く。マンCが攻め込む展開が続く。しかし11分、右IHオクスレード・チェンバレンのCKをGKエデルソンがパンチングでクリアすると、右FWサラーがボレーシュート。GKエデルソンがすばらしい反応で弾き返すと、その流れからオクスレード・チェンバレンがシュート。さらに右FWサラーのクロスがバーを叩く。

 リバプールが押し返すと、14分、右IHオクスレード・チェンバレンがドリブルで運び、スルーパスにCFフィルミーノがCBストーンズを抑えて前を向き、GKをかわすループ気味のミドルシュート。これがポストに当たってゴール内に転がった。リバプールが技ありシュートで勝ち越し点を挙げる。すると再びリバプールのプレスが戻ってくる。17分、左IHギュンドアンからのバックパスをCBオタメンディがダイレクトで前に戻そうとしたが、詰め寄った右FWサラーが身体に当てて奪うと、横に流したパスを左FWマネがシュート。リバプールが追加点を挙げる。さらに23分、右FWサラーが左FWマネに出したスルーパスをGKエデルソンがクリア。しかしこれをサラーがカット。GKの頭を越えるループシュートを決めて、何とリバプールが4点目を挙げた。マンCは今季初の4失点。いや3失点だって今季初めてだ。

 何とか点を取りたいマンCは26分、右FWスターリングに代えてベルナルド・シウバを投入する。リバプールは34分、CHジャンに代えてミルナー。すると39分、左IHギュンドアンがドリブルで持ち上がり、シュートのはね返りを右FWベルナルド・シウバがシュート。ようやくマンCが2点目を返す。リバプールは43分、右FWサラーに代えてララーナを投入。そしてアディショナルタイム46分、左FWサネがドリブルでPA手前を右から左へ横切ると、CFアグエロのクロスに左IHギュンドアンがシュート。マンCが3点目を挙げる。ついに1点差。47分にはCFアグエロミドルシュート。しかしわずかにバーの上。50分、右IHデブルイネのFKにCFアグエロがダイビングヘッド。しかしポスト右に外す。そしてタイムアップ。4-3。最後は少しヒヤヒヤしたが、リバプールが守り切り、マンCに今季初めての黒星を付けた。

 これでリバプールは3位に浮上。マンCは初黒星だが、依然2位マンUとの勝ち点差は12。まだまだ差は大きいが、調子が下り坂。ダビド・シルバを温存した影響もあるかもしれないが、次のニューカッスル戦は絶対勝利をしておかないと、万一ということもあるかもしれない。その意味でもリバプールはこの勝利を糧にさらに勝ち進みたい。サラーの速さと威力は別格。課題は不安定になる守備陣か。その点、コウチーニョと入れ替わりで加入したファン・ダイクへの期待は大きい。