とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第10節 トッテナム対マンチェスター・シティ

 相変わらず首位を走り続けるマンC。対してトッテナムはCLで2敗1分。早くもグループリーグ突破には黄色信号が灯る状況だが、リーグを見ればこのところ4連勝。順位も5位に上げてきた。ホームで迎えるゲームだが、ホワイトハートレーンは依然改修中で使えず、ウェンブリーで戦う。前日、アメリカンフットボールが開催されたピッチには中央に大きくロゴが入り、5ヤード毎の引かれたラインが目立つ。トッテナムエリクセンやアリ、ソンフンミンをベンチに置いて、FWはケインとラメラ。布陣は4-4-2として、ボランチにダイアーとデンベレ。SHには右にシソコ、左にルーカス・モウラフェルトンゲンのケガは依然癒えず、CBはアルデルウェイレルトとダビンソン・サンチェスが入る。対するマンCもデブルイネをベンチに置いて、右IHベルナルド・シウバ、左IHダビド・シルバ。CBはラポルテとストーンズが先発した。

 序盤から激しい攻防。開始6分、GKエデルソンのフィードを右SBトリッピアがヘディングで逸らすが、それが不十分。マンCの左FWスターリングが走り込んでボールを奪い、クロスに右FWマフレズが斜めに走り込んでシュート。マンCが先制点を挙げた。7分にはCFアグエロの縦パスに左FWスターリングが走り込んで、クロスにCFアグエロがシュート。序盤、主導権はマンCが握る。

 だが9分、FWケインのミドルシュートがバーの上を越えると、10分には右SBトリッピアのCKにCBアルデルウェイレルトがヘディングシュート。トッテナムも反撃し、ゲームは互角の展開になっていく。トッテナムは右SHシソコが体格を生かしたドリブルで存在感を示すと、マンCは左FWスターリングや右IHベルナルド・シウバなど、小柄な選手がパスをつないで走る。

 28分、左IHダビド・シルバのドリブルから右に流して、右FWマフレズがシュート。だがGKロリスがナイスセーブ。トッテナムも34分、CHダイアーのフィードをCBラポルテがヘディングするが、こぼれ球をFWラメラが拾って、右にパス。FWケインがゴールに迫るが、最初のトラップが大きかった。GKエデルソンがタイミングよく飛び出してセーブする。マンCも37分、右IHベルナルド・シウバのパスから左IHダビド・シルバミドルシュート。しかしGKロリスがキャッチ。前半はそのまま終了した。

 お互い激しい球際の攻防。そしてカウンター。だが決定機の数としてはトッテナムの方が少ない。マンCがフェルナンジーニョを中心によく守っていた。後半10分には、右FWマフレズの縦パスに右IHベルナルド・シウバが走り込み、クロスを左IHダビド・シルバが落として、左FWスターリングがシュート。だがDFがブロックする。20分には右IHベルナルド・シウバのパスから左IHダビド・シルバがスルーパス。CFアグエロが走り込み、切り返してシュートを狙うが、GKロリスがセーブ。21分、CFアグエロミドルシュートもGKロリスがナイスセーブした。

 なかなかペースをつかめないトッテナムは22分、CHダイアーに代えてウィンクスを投入。もう少し前目でプレーさせて攻撃を活性化させたい意向。30分にはCHデンベレに代えてアリを投入。アリは積極的に前線まで上がっていって攻撃を作っていく。マンCも26分、CFアグエロに代えてCHデブルイネを投入。4-4-2の感じか。すると35分、FWマフレズが後ろ向きにドリブルをしたところをCHアリが奪って、そのまま上がってクロス。FWラメラがシュートを放つが、悪いピッチにボールが浮いたか、大きくふかしてしまった。

 36分には左SHルーカス・モウラに代えてエリクセンを投入。攻めるトッテナム。42分には左SBデイビスのパスからCHアリがスルーパス。左SHエリクセンがシュートを放つが、GKエデルソンがキャッチする。その後もトッテナムが攻め続けるが、マンCは44分、ダビド・シルバに代えてCBコンパニーを投入。ストーンズをCHに上げ、アディショナルタイムにはFWマフレズに代えてジェズス。最後は守りを固めたマンCの守備を崩すことができず。前半序盤のゴールを守って、首位マンCが1-0で勝利した。

 ゲームとしては激しくもいいゲームだったが、シュート数は少なく、スペタクルという点ではやや残念な感じ。これもピッチの悪さが大きく影響していた。ゴールからゴールに至るピッチの中央部の芝が剥げて、パスが弾むので、両チームとも苦労していた。トッテナムも敗戦したとはいえ、まだまだ序盤。十分巻き返すチャンスはありそうだが、問題はホームスタジアム。もっときれいな芝の上でゲームをやらせてあげたい。