とんま天狗は雲の上

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UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 第1レグ トッテナム対マンチェスター・シティ

 いよいよCLも準々決勝。準々決勝に4チームが残ったプレミアリーグだが、さっそくトッテナムとマンCが対戦する。スタジアムは先週のプレミアリーグクリスタル・パレス戦でオープンしたばかりのトッテナム・ホットスパー・スタジアムだ。クリスタル・パレス戦では勝利したもののその前にはサウサンプトンリバプールに連敗しており、調子はけっして良くはない。対するマンは公式戦8連勝中。リーグでは1試合消化が少なく2位になっているが、リーグ戦でも8連勝中だ。

 トッテナムの布陣は4-2-3-1。デリ・アリをトップ下で起用し、右SHエリクセン、左SHソンフンミン。ボランチはシソコとウィンクスで組み、ワントップにはケインが入る。対するマンCは4-3-3。フェルナンジーニョをアンカーに右IHダビド・シルバ、左IHギュンドアン。左SBにはデルフが入る。FWは右WGマフレズ、左WGスターリング。CFにはアグエロが座る。

 8分、OHデリ・アリのスルーパスにCHシソコが走り込み、クロスにOHデリ・アリがボレーシュート。序盤、トッテナムが積極的に攻めていく。しかし10分、マンCは左WGスターリングが左サイドから中へドリブルで切れ込み、ミドルシュート。滑り込んだ左SBローズの手に当たってしまう。VARの末、主審がPKを宣告。しかしアグエロが蹴ったPKをGKロリスがファインセーブ。ゴールを許さない。

 立ち上がり、フェルナンジーニョのワンボランチだったマンCだが、デルフが中に絞ってギュンドアンが左サイドに出るなど、トッテナムを揺さぶるが、15分過ぎ位からはギュンドアンボランチに入り、ダビド・シルバがトップ下に入る4-2-3-1の布陣に変更する。一方、

トッテナムも20分過ぎ位からソンフンミンとエリクセンの左右を入れ替える。その後もトッテナムが押し気味でゲームが進んでいく。24分、右SHエリクセンの縦パスを受けてOHデリ・アリが仕掛ける。DFに倒されてファールかと思ったが、こぼれ球をエリクセンが拾って、クロスにCFケインがシュート。しかしGKエデルソンがナイスセーブ。マンCもゴールを許さない。

 28分、右SBトリッピアのクロスをOHデリ・アリが落として、CHウィンクスがミドルシュート。だがGKエデルソンがキャッチする。37分にはCHウィンクスの縦パスをOHデリ・アリがスルー。CFケインが受けたところで倒される。これで得たFKをエリクセンが蹴るが、DFがブロック。はね返りをもう一度エリクセンがシュート。DFブロックのこぼれ球をCFケインが落として、SHソンフンミンのクロスからCBアルデルウェイレルトがミドルシュート。しかしこれもマンCが守り切る。

 42分には左SHソンフンミンが倒されて得たFKを左SBローズが狙うが、これもGKエデルソンがキャッチ。マンCは45+1分、カウンターからCFアグエロミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。前半はスコアレスで終わった。

 後半2分、マンCはCHギュンドアンから右に展開。CFアグエロのサイドチェンジから左AHスターリングがミドルシュート。しかしこれもGKロリスがファインセーブで弾き出す。4分にはCHギュンドアンのCKのクリアを右SHマフレズがミドルシュート。しかし続くCKからトッテナムがカウンター。いったんはCHギュンドアンが取り返すが、これもまたCHウィンクスが奪い返し、CFケインのスルーパスに右SHソンフンミンがミドルシュート。しかしGKエデルソンがナイスセーブ。キャッチした。

 その後もトッテナムが優勢にゲームを運ぶが、13分、CFケインが左SBデルフに足を踏まれ、そのまま退場。ルーカス・モウラに交代した。モウラは当初、デリ・アリと並んでFWに入ったが、その後、エリクセンをトップ下に移し、左SHに回る。その後もお互い堅い守備に手を焼いて、なかなかシュートまで持ち込めない。

 すると26分、マンCはCFアグエロに代えてジェズスを投入。28分には左SBデルフがミドルシュート。マンCが攻勢をかけるも、トッテナムの守備も堅い。そして33分、OHエリクセンから右前へのパスに右SHソンフンミンがギリギリのタイミングで抜け出すと、最初のトラップをミスしてゴールラインを割りそうになるが、持ち直すと左SBデルフをかわしてシュート。GKエデルソンの足元を抜いてゴールに突き刺さった。ついにトッテナムが先制点を挙げた。

 するとトッテナムは36分、CHウィンクスに代えてワニャマ。42分にはCFデリ・アリに代えてジョレンテを投入。守備を固める。マンCも44分、マフレズに代えて左SHサネ、OHダビド・シルバに代えてデブルイネを投入。45+4分には右SHスターリングの縦パスに走り込んだOHデブルイネがゴール前にクロス。CFジェズスが走り込むが、その手前でGKロリスがセーブする。45+1分、OHデブルイネのFKもGKロリスがパンチングではね返す。そしてタイムアップ。1-0。トッテナムが第1レグを勝利で折り返した。

 これで新スタジアムでは連勝。相性がいいかもしれない。そして第2レグはわずか1週間後。今度はマンCホームのエティハド・スタジアム。アウェイではネコを被ったようにシュートも少なかったマンCだが、ホームでは違うはず。トッテナムがどこまで守り切れるか。いや、守り切るのではなくあくまで攻める気持ちが必要かもしれない。いずれにせよ、トッテナムが先勝したことで第2レグはさらに楽しみになった。これは絶対見逃せない。