とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ガンバ大阪、アーセナル、日本代表、名古屋グランパス

 ガンバ大阪、ACL優勝、おめでとう! 前半早々のアデレードが攻勢をかけていた時間帯に、佐々木の思い切ったシュートの跳ね返りをルーカスが決め、2点目は二川の見事なスルーパスからルーカスのうまいシュートで突き放した。その後も高いディフェンス・ラインと早いプレスでアデレードを圧倒。後半、危ない場面もあったが、悠々と逃げ切った。佐々木の起用、ルーカス、ワントップの布陣もよかったが、遠藤、明神、橋本、二川で構成するガンバの中盤、特にそのパスワークは素晴らしかった。

 プレミアでは、リバプールチェルシーが併走し、アストンビラを挟んで、マンチャスターUとアーセナルが4位、5位で後を追う展開。そのアーセナルとマンチャスターUがエミレーツ・スタジアムで対決した前節のゲームは、ナセルの2発とディアヴィやベントナー、セスク・ファブレガスら若手攻撃陣の活躍でマンUを撃破。華麗なパスサッカーを見せつけた。

 それに引き換え、先日の日本代表、シリア戦は幻滅。シリアがほとんどプレスをかけてこない中、早々と2点を奪ったが、明らかに飛ばし過ぎで、後半にはスルーパスからPKを与え、1点を献上する始末。ポゼッションの高いパスサッカーをめざしているように見えるが、ルーカスのようなキープ力もなければ、セスクのようなファンタジスタもいない(ケンゴがんばってくれよ)。俊輔はなんとかカタール戦に間に合うようだし、遠藤、長谷部も加わればさらにポゼッションは上がるだろうが、サッカーは点を入れるスポーツ。その部分がすごく不安定で不確実な感が否めない。

 で、グランパス。昨日の天皇杯はなんとかアルディージャに勝ったみたい。ゴールシーンのハイライトだけではよくわからないが、新聞によれば、後半になってようやくGK西村も落ち着き、好セーブが見られた由。それにしても、ガンバ、アーセナル、日本代表と並べたが、グランパスも上の3チームと同じパスサッカーを展開している。マギヌンと小川に両サイドが絡んだサイド攻撃はJチームの中でも随一と思うけれど、やはり決定力がね。

 アーセナルアデバヨールがいないとなかなか点が取れないけど、やはり華麗なパスサッカーは美しいし楽しい。同じパスサッカーと言っても、それぞれチームごとに特色があるけれど、それぞれのやりかたでがんばってほしい。