とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マリノスはいいチームになってきた、って今頃だけど。 ガンバは・・・大丈夫かな?

 グランパスはアウェイでジュビロに2-1と勝利。あとは来週ホームでサンフレッチェ戦を残すのみになった。最終戦も勝てるといいな。
 さて、今日のTV中継は、ガンバ対F.マリノスフロンターレ対レッズ。勝てばACL出場決定のガンバの戦いぶりを見ることにした。
 相手はマリノス。前節の大敗でACL出場も逃し、ある意味モチベーションのない状態だが、だから却ってプレッシャーなく戦えたか、マリノスが溌剌としたいいゲームを見せてくれた。
 まず前半立ち上がりの3分。左SB田中が兵藤にボールを預けるとスルスルと駆け上がり、小野からのパスを受けてクロス。ゴール前に俊輔が走り込んで、きれいに先制点を挙げた。
 この日のマリノスは中盤からのプレスが厳しく、両SBもよく上がってガンバを押し込んでいく。14分には、右サイド45°からの俊輔のFKに渡辺が合わせて追加点。あっという間にガンバを突き放す。その後の守備意識も高く、ガンバが攻め込もうとするも、中盤からきっちりと追い込み、なかなかパスを回すこともできない。
 35分、俊輔のFKはわずかにコースが逸れる。37分、遠藤が上げたクロスは二川が飛び込むが、GKがキャッチ。40分には遠藤がゴール前でFKのチャンスを得るが、こちらは落ち切らない。44分、左サイドからのFKはニアに宇佐美とイ・グノが飛び込むが、シュートはサイドネット。ロスタイム、宇佐美のクロスに橋本と二川がヘッドで飛び込むが、競り合って外した。
 ガンバは後半早々、ルーカスと佐々木を投入。ルーカスで前線に起点ができ、佐々木もドリブルで突っかける。しかしマリノスのカウンターも鋭い。3分、カウンターから小野が長駆ドリブル。これはDFに囲まれクリアされたが、4分にも渡辺からのパスに小野がシュート。
 ガンバは6分、佐々木のクロスを橋本が落とし宇佐美が強烈なシュート。しかしGK正面。7分には安田から遠藤がクロス。10分、安田のクロスは清水がクリア。12分、宇佐美から加地がミドルシュートマリノスも14分、俊輔からのパスを渡辺がシュート。その直後、ルーカスのミドルシュートはGK飯倉が横っ跳び、ファインセーブ。16分には田中から清水のクロスに渡辺が走り込み、ヒールで流すが惜しくもゴールに入らず。
 20分、佐々木のクロスに宇佐美がダイビングヘッド。しかしダメ。その直後、俊輔のスルーパスに小野がシュート。これはGKがセーブ。22分にも俊輔から渡辺のシュート。やはりマリノスの攻撃は俊輔が効いている。
 W杯前に見たマリノスは、俊輔が決定的な仕事もするが、停滞する場面も多く、狙われて奪われ、失点の原因ともなっていた。このゲームではしっかり味方との連携が取れ、さすがのタイミングとコントロールで見事なパスを何度も出してチャンスを演出していた。
 ガンバも34分、宇佐美から佐々木、宇佐美、ルーカスとワンツーを重ねて、最後は宇佐美がシュートをするが、GKに詰められてクリア。見せ場は作ったが、やっぱりいつものガンバという感じ。今シーズンのガンバは結局これまで「強い」というゲームを観ていないような気がする。宇佐美や遠藤らの巧さは感じるが、攻撃に手数がかかる分スピードが遅く、カウンターにやられている印象が強い。
 Jリーグもあと1ゲーム。最後はどんなゲームを見せてくれるのか。楽しみもあと1節になってしまった。