とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

セミの声を聞きながら

 ソーセンキョだ! サイバンインサイバンだ! サカイノリピーだ! キタチョーセンだ! 今年の夏はなぜかやたらとうるさい。
 騒音に耳をふさぎ、じっと身の回りの音に注意を向けてみたら、セミの声が聞こえてきた。遅かった梅雨明けを待ちかねたように、アブラゼミがジージージージーとけたたましく鳴いている。
 うるさい騒音もよく考えてみれば、自分自身の日々の生活に何の関係もない。いつものように朝目覚め、食事をして電車に揺られ、職場に着けば仕事に追われ、その間は騒音も聞こえてこない。家に帰ってテレビをつけるとがなり立てる騒音。
 まるでこれらの騒音を浴び続けていなければ生きていけないような気にさせられていたが、気がついてみると、耳をふさげばずっと心落ち着き地に着いた1日を過ごすことができることに気がついた。
 色とりどりな音も取捨選択して楽しめばいい。議員やマスコミや行政に取り込まれないようにしよう。こちらから主体的にコミットしていくことが大事だ。振り回されないように。そして足を地面につけて、一歩一歩、着実に歩いていこう。