とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

高い意識と柔らかい守備でグランパス準決勝進出

 いつもこういうゲームができればいいのにと思う。高い守備意識と攻守の切り替えの早さ。最後まで切れない集中力。前のゲームで主力を温存した成果が如実に現れたゲームでもあった。加えてマギヌン、田中が絶好調。強くて固いフロンターレの守備に対して、中村、吉田が読みと巧さでチャンスをつぶし、増川と三都主が強さを見せた。申し分のないゲームだった。
 立ち上がりはフロンターレ・ペース。というよりグランパスの守備意識が高かったと言うべきか。6分、憲剛のCKから伊藤がヘディング・シュート。10分、ジュニーニョの落しから森のミドル・シュート。
 しかしその後はグランパス・ペースに代わり、19分、玉田がドリブルからシュート。23分、吉田からケネディが落として小川がシュート。そして27分、小川が中央でドリブルからミドル・シュート。きれいにカーブを描いてポストに当たりゴールに吸い込まれた。
 さらに33分、玉田のドリブルからマギヌンが迫る。そして35分、三都主のFKに数人のDFと競った吉田が背中に当てゴールをあげる。この後少し集中力が途切れて、レナチーニョにドリブルからチョン・テセへのスルーパスを許し、ゴールを許したのは残念。これで2試合合計3-3のイーブンになってしまう。
 後半に入り、再びフロンターレが攻勢に出るも、7分、マギヌンからのクロスにケネディがヘディング・シュートを放って以降は、フロンターレの動きが急速に鈍り、グランパス・ペースになる。14分、マギヌンのクロスの跳ね返りを中村がシュート。20分にはマギヌンからケネディ。21分、CKから小川がシュート。33分には吉田がミドル・シュート。
 27分に両ボランチ三都主、中村をブルゾ、吉村に交代する思い切った交代もよかった。完全にグランパスが支配する中、43分、田中からのクロスをマギヌンがシュート。川島がこぼしたところをケネディが詰めて決勝ゴールを決めた。
 久し振りに気持ちのいい勝利。雨が笑顔にはじけた。これで準決勝進出。相手はサウジアラビアアルイテハドに決まった。21日アウェイの後の28日ホームは絶対瑞穂に行こうと思った。この喜びを再び、今度は生で味わいたい。