とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

フェルナンド・トーレス絶好調 リバプールの問題は改善されたのか

 「シャビ・アロンソの穴を埋めきれない今年のリバプールは期待できない」と酷評したのは第3節のアストンビラ戦。しかしその後3連勝でいつしかチェルシーマンUに続いて3位につけている。その後何があったのかと見てみたのだが・・・。
 相手が絶不調のハルではよくわからないというのが正直な感想。マスケラーノに代えてジェラードをボランチで起用したのは、ハル相手だからか。しかしルーカスは使い続ける。おかげでジェラードが守備に専念し、ほとんど攻撃に顔を出せない始末。
 それでもリバプールの好調は偏にこの男が担っていた。フェルナンド・トーレス。12分にリエラからのクロスを受けたトーレスはDF3人とGKをまとめてかわして簡単にゴールに流し込む。
 ハルも15分にマクシェーンのクロスを落としたところをジオバンニが豪快ミドルを決めるが。その後もほとんどリバプール・ペース。25分のトーレスの4人抜きドリブルはゴールにつながらなかったが、28分、ベナユンからのスルーパスを受けて、今度はDF2人にGKを抜いてゴールに突き刺す。
 後半もトーレス・ショーで幕開け。バナユンからのパスから3点目をゲット。16分にジェラードのクロスがゴールに吸い込まれると、早々とトーレス、ベナユン、ジェラードを下げて、バベル、ボロニン、マスケラーノを入れる。バベルが点を取りたい一心で強引なプレーを繰り返し、ボロニン、カイト、リエラ、ジョンソンと次々とシュートを放つ。ようやく43分にバベルがカイトからのクロスを今シーズン初ゴール。ロスタイムにはリエラのシュートがかかとに当たるゴッツァン・ゴールで2得点目。結局6-1とリバプールの圧勝でゲームを終える。
 この日はトーレスの1トップにリエラ、カイトの両翼、ベナユンのトップ下でジャラードとルーカスがセントラル・ミッドフィルダーという布陣だったが、マスケラーノを戻した時にはどうするのだろう。ルーカスを下げるのが普通だと思うのだが、ベニテス監督の胸の内がわからない。それでもトーレスがこれだけ絶好調ならいいのかな。
 次節はカップ戦を挟んでのチェルシー戦。マンU戦もそのすぐ後に控えている。トーレスの好調がそこまで続けばいいのだけれど・・・。大丈夫かなあ。