とんま天狗は雲の上

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稲本vs小野はドローで悔しいエスパルス、安堵のフロンターレ

 Jリーグ第4節。フロンターレvsエスパルスは、稲本と小野が注目される一戦だった。そして両者ともその特徴をいかんなく発揮。内容も両者の特徴どおり、フロンターレは守備的に、エスパルスは攻撃的に戦うが、最後まで優劣がつかず引き分けに終わった。
 ゲームを通してエスパルス・ペース。小野からの効果的なパス。岡崎の鋭い飛び出し。ボスナーの読みのよいパスカットにフィード。稲本も長いパスを両サイドに深く出すが、中盤であっという間に囲まれて孤立することもたびたび。特に攻守の転換の場面でエスパルスの戻りが早く、フロンターレを自由にさせない。
 前半17分、岡崎がPA前で倒されFKをゲットするが、藤本の蹴ったボールはゴールにならず。26分には岡崎が小野とのワンツーで抜け出しシュートを放つがDFに阻まれる。そして37分の辻尾のクロスは中で待つ岡崎、小野につながらず。
 後半に入ってもエスパルス・ペース。11分、レナチーニョが黒津に出したパスからのクロスをボレーで狙うが、うまく当たらず。17分、小野、兵働とつながり、岡崎がシュート。18分にはボスナーのフィードを岡崎が落とし兵働がシュート。フロンターレも20分に田坂からのパスをチョン・テセが落とし黒津がシュートを放つがDFがクリア。逆に23分には藤本からのパスを小野がスルーパス、藤本が切れ込んでクロスを山本がシュート。それにしてもエスパルスのシュートは入らない。
 25分にヨンセン、32分には高木淳平を入れてさらに攻撃的になる。38分、小野のスルーパスが高木へ。42分にも同じシーンで高木がシュートを放つがGKに弾き返される。ロスタイムにも黒津、伊東がシュートを放つがゴールならず。結局スコアレスドロー
 両チームとも中盤が強化されてもゴールゲッターがいない。特にフロンターレは憲剛がいない影響が大きい。レナチーニョ、黒津の孤軍奮闘、チョン・テセが孤立。稲本からのロングパスだけではチャンスの演出もままならない。しばらくは忍従の時ですな。
 一方、エスパルスは勝ちたかった。ワンポイントで合わせる岡崎以外の得点パターンを作らないと厳しいなあ。