とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チェルシー圧勝 マンU戦に弾み

 次節マンU戦を控える第32節チェルシーの相手は、現在7位に付ける好調アストンビラ
 前半は、チェルシーがボールをキープして速いパス回しで攻め込むものの、アストンビラのチェックも厳しく、パスの2・3本目にはカットされるが、これをまたチェルシーが拾い一から組み立て直す。アストンビラが攻め込む場面は少ないものの、両チームともキビキビしたチェックで小気味よい攻守の転換が見られ、気持ちのいいゲーム展開だった。
 前半15分、アネルカが左サイド深く切れ込み、タイミングを計ってマルーダにパス。そこからのシュート性のクロスをランパードが滑り込みながらゴールへ蹴り込む。防戦一方のアストンビラだったが、29分、中盤で一瞬プレスがルーズになったところをヤングがミドルシュート。これをカリューがうまく押し込んで同点に追いつく。
 しかし前半終了間際の43分、ジルコフマルーダとのワンツーからPA内に切れ込むと、アストンビラDFの足にかかってPKをゲット。これをランパードがネットも破れんばかりの強烈なキックを放ち、勝ち越して前半を終わった。
 後半も2分、J.コールがドリブルで切れ込み、クロスをアネルカがヘッドで合わせるが、 GKフリーデルがセーブ。前半同様、両者攻め合う楽しいゲームを展開する。
 しかし12分、デコのタメから左サイドを上がったジルコフがクロスを上げ、マルーダがゴール前でフリーになってシュート。3点目。これでアストンビラは精神的にも切れてしまったかもしれない。
 16分、ジルコフからランパードアネルカを経由してジルコフPA内に走り込むと、再びPK。これをランパードハットトリックとなる4点目のゴールを蹴り込む。さらに23分にはアネルカからフェレイラが右サイドに走り込みクロス。ゴール前中央でキープしたランパードが絶妙のパスを送りマルーダも2点目。
 さらに37分、J.コールに代わって入ったカルーがフェレイラのクロスをシュート。これはゴールならなかったが、直後の38分にアネルカからのソフトパスを今度こその6点目。ロスタイムにはマルーダのクロスがDFに当たって跳ね返ったところを走り込んだランパードがこの日4点目の合計7ゴール。結局7-1の大勝でマンUに勝点差1のまま、次節の首位決戦に臨むことになった。
 マンUは3/30のCL準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに手痛い1敗を喫した直後でもあり、ドログバを温存し、かつ1週間の休養を取って満を持して戦うチェルシーには、アウェイとは言え、勝利の追い風が吹いている。
 マンUがホームで意地を見せるか、チェルシーが逆転するか、はたまた両チーム引き分けの間を縫って、再びアーセナルが追いつくか。いよいよ目の離せない一戦がやってくる。