とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

何と熱い!男・闘莉王の炎の決勝ヘッド!

 FC東京との一戦は圧されに圧されていたけれど、負ける気はしなかった。しかしまさかあの場面でゴールを挙げるとは。まさに劇的な幕切れ。今のグランパスは本当に強い。
 立ち上がりからFC東京が攻勢に出る。2分、FKから大黒のポストに羽生がミドルシュート。続く3分にも平山の中盤でのボールキープから羽生が梶山とのワンツーで抜け出しクロスを挙げると大黒がヘッド。
 グランパスも8分、ブルザノビッチから金崎のクロスにケネディがヘッドで合わせるがゴールならず。するとFC東京は10分。中盤での競り合いを石川が拾い羽生がシュート。13分にも石川が梶山をポストにクロスを挙げる。18分には大黒のスルーパスに平山が反転してシュートを放つがバーに弾き返された。
 とにかくFC東京は前線からプレスをかけて積極的にシュートを放つが、グランパスもゴール前のCBが立ちはだかり、GK楢崎の動きもいい。31分、平山のドリブルをファールなしで止めると、32分椋原のクロスは大黒の前でGKが弾く。33分、CKから今野がシュートするも枠を外す。37分には梶山から大黒のポストプレーに平山がシュート。
 前半終了間際にようやくグランパスもチャンスを得る。39分、ダニルソンブルザノビッチマギヌン、金崎とパスを回し、最後、玉田に通らない。41分には闘莉王からの長いフィードが金崎にわたり、クロスの撥ね返りをダニルソンミドルシュート。しかし両チームともゴールなく前半を終える。
 後半2分、大黒のクロスに羽生が惜しいシュート。しかしその後、グランパスが猛攻を仕掛ける。12分には玉田のFKがケネディに合うが、叩きつけたヘディングはゴールの上を越えていった。16分には田中のクロスに金崎がヘッド。FC東京が先に疲れるかと思ったが、グランパスもさすがに運動量が落ちてきて、お互い中盤がルーズになってくる。
 23分、梶山から平山、徳永、梶山、DFからのこぼれを平山がシュートするが、枠を大きく外れる。26分には大黒のポストに徳永が強烈ミドルシュート。あわやと思ったがサイドネット。30分には徳永のクロスを大黒が流し、中村北斗がシュート。34分は森重のスルーパスに大黒が反転しつつシュート。危なかった。35分にはFKをあわやオウンゴール。36分、CKのこぼれをキム・ヨングンがシュート。わずかにポストの左に逸れた。42分には重松からリカルジーニョがシュート。
 しかし確かにFC東京のシュートミスやツキのなさもあるが、ゴール前の固さはこれまでの比ではない。闘莉王効果で増川もすっかり安定した守備を見せる。最近すっかり交代要員となった小川が意地のミドルシュートを2発。ロスタイムにはCKから2度チャンスをつかむが、グランパスもゴールならず。逆にFC東京もロスタイムの1分、重松から大黒がシュート。2分にも重松がシュート。
 だがフィナーレはロスタイムの3分。三都主がFKを意表を突くグラウンダーでパスを送ると、金崎が反応してヒールで流し三都主がクロス。これをゴール・ファーサイド闘莉王が飛び込み、ついにゴール。ゴール。ゴーーーール!
 引き分けでも止むなしと思っていたが、何とロスタイム3分の最後の最後でゴールを挙げるとは。今のグランパスは本当に強い。この勢いは優勝へつながる。ちょうどこのゲームが17試合の折り返し点。さあ後半は優勝に向かって一直線だ。期待するぞ!グランパス