とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

腰部脊柱管狭窄症の手術

 普段から昼休みに一緒に歩いているウォーキング仲間の一人が突然入院した。病名は腰部脊柱管狭窄症。前週から腰が重いと訴えてはいたが、週末に泊まりがけでゴルフに行き、宿泊先で猛烈な腰痛を発症。翌日のゴルフをあきらめ、電車で帰宅。その道中も相当痛くて辛かったらしい。
 月曜日に近くて評判の整形外科にかかる。椎間板ヘルニアのレーザー手術で有名なクリニックで、即日手術。ちなみにレーザー手術は保険適用外で、数十万円の費用はすべて自己負担とのこと。
 ところが翌日になっても痛みが取れず、水曜日に紹介状をもらって市民病院へ。診断は椎間板ヘルニアではなく腰部脊柱管狭窄症。骨がずれて脊柱管が狭くなり、神経障害を起こしている。このため神経を圧迫している骨を削る手術をするという。「レーザー手術は年寄りには効かんぞ」と言われ、医療過誤じゃないかと怒る。ちなみに、生命保険の先進医療特約は、厚労省が承認した特定の医療機関で提供される限られた医療技術だけが対象で、レーザー手術は対象外と言われたとショックを受けていた。
 もっとも妻の知人で、同じクリニックで同様の手術を受けて治ったおじいさんがいるから、必ずしも年齢のせいだけではないかもしれない。それよりも初診で即、保険適用外の高額手術を決断。さらにそれが効かないとあればすぐに別の病院へ行くその行動力にびっくり。日頃からそういう性格の人ではあったけど、すごいなあ。何かにつけて翌日にならないと結論が出ない私にはとても真似ができない。
 結局、翌週の月曜日に手術を受け、ようやく昨日退院してきた。とは言ってもまだ杖を片手に歩いている。手術後、木曜日にお見舞いに行ったら、腰を曲げてはいけないと言われ、歩行器を支えに立ちっぱなしで、食堂の椅子に見舞客を座らせ、ご講演。1時間にわたり経過を聞かせていただいた。元気だな。胸から上は何ともないからな。
 水曜日頃からリハビリを始め、もう10日位になる。発病後、歩けず、足の筋肉が衰えたと最初の頃は言っていたが、昨日話を聞くと、右足の動きが頭で認識できず、転倒を繰り返すとのこと。まだしばらく時間がかかるようだ。
 もっとも今週は、地震関連で彼の担当部署に問題が山積。入院どころではない心境のようで、昨日も退院後、職場へ直行。まあ、口と頭は健常のようだから、身体だけ職場まで運べば、部下もこれまで以上に働けるんではないか。
 彼のことはさておき、レーザー手術や腰部脊柱管狭窄症のことなど、私も他人ごとではない。勉強させてもらいました。でもやっぱり当分は保存療法かな、ボクの場合は。