とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナルはいつものアーセナルだった。ブラックバーン相手に得点できず。

 マンUウェストハム相手に4-2と派手な逆転勝ちを挙げた翌日、アーセナルは13位のブラックプールと対戦。何としても勝たねばならないゲームだったが、ボールポゼッションやシュートの数も圧倒したにも関わらず、スコアは0-0のドロー。アーセナルはいつものアーセナルだった。
 セスク・ファブリガスがCLのバルセロナ戦でまたもハムストリングを痛めて、このゲームはベンチに座る。ウォルコットが久しぶりにケガから復帰して先発し、ナスリがトップ下を務めた。後はいつものベストメンバー。ファンペルシー、アルシャビンウィルシャー、ソングのダブルボランチ、左クリシー、右サーニャ、CBはコシエルニとスキラチでGKも久しぶりにアルムニアが復帰した。
 立ち上がりから圧倒的にアーセナルが攻め立てる。4分、ソングがウォルコットとのワンツーからシュート。6分、ウォルコットがドリブルからシュート。13分、クリシーのクロスにナスリがヘディングシュート。しかしこの際に額を強く打って、見事なタンコブができる。しばらくボーッとした感じで、これでアーセナルの攻撃の手がやや緩まった感じ。
 ブラックプールも19分、カナダ代表の20歳ホイレットのスルーパスに左SBオルソンが走りこみシュートをするが、ブラックプールの攻撃は散発的。28分、ファンペルシーのCKをナスリ、ウィルシャーとつなぎ、アルシャビンがシュート。29分にはウィルシャーがドリブルで中に切れ込み、ファンペルシーを経由してナスリのクロスにウィルシャーがシュート。惜しい。
 前半の終盤にはブラックプールも何度かチャンスをつかむ。32分、オルソンがミドルシュート。33分、CKにサンバがシュート。36分、ホイレットがドリブルからシュート。45分にはGKロビンソンが蹴ったFKをヌゾンジがヘディングシュート。ロスタイムにはソングのスルーパスにナスリが走りこみシュート。CBネルソンがブロック。
 ナスリがケガをした以降、アーセナルの攻撃が心なしか停滞する。ブラックプールも前半をスコアレスで終え、さらに守備を固めてくる。11分、ナスリのCKにコシエルニがヘディングシュート。13分、ベンゲル監督も業を煮やし、ついにセスクを投入。下がったのはアルシャビン。ナスリが1列上がる。19分、セスクからウィルシャーのパスにファンペルシーがシュート。
 28分、ウォルコットに代えてシャマックを投入。2トップにして攻撃の活性化を図る。31分にはブラックプールの中盤ヌゾンジが両足タックルで一発レッドカードをもらい退場。これでいよいよブラックプールが守備を固めてくる。
 32分、セスクを起点にナスリがドリブル、クロスをセスクがミドルシュート。34分、ファンペルシーのヒールパスにウィルシャーが走りこみ、クロスにシャマックがシュート。しかしオルソンが身体を投げ出しブロック。35分、ファンペルシーのクロスにベントナーがヘディングシュート。39分、サーニャのクロスにシャマックがヘディングシュート。GK正面。45分にはCKからベントナーがヘディングシュート。しかし右SBサルガドがライン上でブロック。ロスタイムにもベントナーのクロスからファンペルシーがヘディングシュートを放つが、結局、最後までゴールならず。痛すぎるドローで終わった。
 今シーズンのプレミアリーグは下位が大混戦。今節が終わって、最下位ウィガンが勝点31、降格ラインの18位にウェストハムが落ちて勝点32。ブラックプールは17位の勝点33。その上に勝点34で3チームが並ぶ。そういう状況では下位チームも上位相手に必死の戦い。あわよくばドローで勝点1を狙いに守りを固めてくる。
 そう思えばマンUも残りの下位チームとの対戦で落ちこぼしがあるかもしれない(それがないのがマンUという話もあるが)。アーセナルもまだまだあきらめるわけにはいかない。気を落とさずがんばっていきたい。