とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

トットナム対チェルシーの3位・4位決戦は伯仲のゲーム、ドローで終える

 マンチェスター勢に続いて3位につけるトットナム。ストーク戦で黒星を喫したものの依然好調をキープしている。対するチェルシーもマンCに黒星をつけ、前節は引き分けだったもののストゥーリッジが絶好調でチームを引っ張る。
 だがホーム・ホワイトレーンの大声援を受けて、トットナムがすごいペースでゲームに入っていく。1分、アデバヨールが最前線まで突っ込むと、2分にはベイルが長駆ドリブルからシュート。そして8分、中盤でサンドロがボールを奪い、ベイルが高速ドリブル。左サイドを駆け上がると、速いグラウンダーのクロス。GKチェフの鼻先にアデバヨールが飛び込む。ゴール。あっという間にトットナム先制。
 チェルシーもようやく11分、マタのミドルシュートに、GKフリーデルが弾いたところをストゥーリッジが詰める。だが、トットナムのプレスが速い。サンドロをアンカーに、モドリッチ、パーカーを組む中盤のバランスがよく、そこにベイルの高速ドリブルが味をつける。ファンデルファールトがボールに触る機会が少なく、一人乗り切れていない感もあるが、ウォーカー、アスエコトの両SBも積極的に攻撃参加し、トットナム・ペースでゲームは進む。
 ところが23分、メイレレスの縦パスをドログバが左に流すと、アシュリー・コールがトラップの際にハンド。だが審判がこれを取らない。一瞬トットナムDFが足を止めた瞬間、A.コールのクロスにストゥーリッジが走り込んで合わせる。チェルシー、ワンチャンスで同点に追いつく。
 その後もトットナム・ペースながら、チェルシーも個人技で反撃する。29分、ボシングワアーリークロスドログバが胸トラップから強烈なシュート。ポストに当たる。トットナムもロスタイム、モドリッチから左に流し、アスエコトのクロスにアデバヨールがシュート。やや力なく、GKチェフがセーブ。
 トットナムは前半ボールに触る機会が少なかったファンデルファールトに代えて、後半初めからパブリチェンコを投入する。だが後半序盤、チェルシーが積極的にミドルレンジからシュートを放ってくる。4分メイレレス、5分ラミレス、6分ストゥーリッジ。8分にはドログバのクロスにストゥーリッジが飛び込む。さらに9分、ロメウの縦パスからドログバのスルーパスにラミレスがシュート。GKフリーデルが飛び出し身体に当てる。直後のCK、マタのクロスにテリーがヘディングシュート。GKセーブ。
 トットナムは14分、モドリッチのFKにギャラスがヘッドでつないで、アデバヨールが肩でゴールに押し込む。だがギャラスオフサイド。17分にもパブリチェンコが右に流し、ウォーカーのクロスにアデバヨールがヘディングシュート。チェルシーも21分、メイレレスのFKにテリーがヘディングシュート。
 ファンデルファールトを下げて、中盤の支配力がやや落ちた感もあるが、やはりトットナムの方が勢いがある。23分、ウォーカーのアーリークロスモドリッチがシュート。直後のCK、モドリッチのクロスにサンドロがヘディングシュート。
 さらに終了間際、トットナムがラッシュをかける。39分、モドリッチの縦パスからパブリチェンコのポストプレーモドリッチが左に流し、ベイルがシュート。40分、サンドロがドリブルからシュート。DFに当たりコースが変わるが、GKチェフ、ナイスセーブ。直後のCK、ベイルのクロスにギャラスがニアでコースを変えるシュート。惜しい。
 チェルシーも42分、マタのFK、ラミレスがフリーでヘディングシュート。しかし枠に行かない。ロスタイム、モドリッチからパブリチェンコのポストプレー、ベイルのパスにアデバヨールがシュート。GKチェフを抜くが、DFテリーが身体に当てて外に弾き出す。
 最後まで両チームの高度な技、速さ、気持ちが見られた好ゲーム。好調トットナムを見たいと思っていたけれど、期待に違わずいいゲームを見せてくれた。これからのトットナムの活躍を期待したい。