とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ツレがうつになりまして。

 マンガです。1月5日にメンタルクリニックへ行った際、待合室にこの本の続編が置いてあり、興味深くかつ楽しく読んだ。そこで最初から読むことに。
 そもそも読んで面白いマンガではない。私も昨秋から落ち込んでいたが、著者のツレに比べればはるかに軽い。というか、うつ病ってこんなにつらいものなのか。
 「そうじや台所の片付け作業は精神衛生的にいい」って同感。今日も家電の保証書の整理をして気持ちよかった。冬はうつになりやすい季節だったんだ。「病みは闇なり」。なるほどと感じる言葉もいくつか。
 10数年前、最近と同じようにひどく落ち込んだ時には、「うつ病の時代」を読んだ。意外に落ち込んだ時には、うつ病に関する本が立ち直りを促す。だが映画やTVは見る気になれない。たぶん映画館へ行くのは宮崎あおいファンなのだと思う。

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

●わが家は相棒が家事嫌いのため、家にいると必然的に家事を任されることになってくる。というか、ボク自身、家事が好きなのだ。・・・そうじや台所の片付け作業は精神衛生的にもいい。(P45)
●「ただ健康診断 うけに来ただけなのに なんでこんなにツライんだろう」「こんな自分の体を調べてもらうなんて申しわけないなあ」 1ヶ月後 健康診断の結果は ここ数年で一番よいものでした。「やっぱり外からのストレスをうけていないから体は健康になっているんだよ」(P87)
●「冬至の頃だけ うつの症状を出す人もいるっていうしさ」 「春になればまた回復してくるよ」 冬はつらいけど 希望を持てる季節でもあるんだって思った そんな時期……(P106)
●病みは闇なり。・・・まさに自分は闇の中にいたのではないかと。闇の中にいるときは、あせって動けば障害物にぶつかり、また足元の起伏で転んでと、痛みが増すばかりであった。何も見えていないのだから、動き回ることはたいそう危険である。・・・そんなとき、心ある友人が直接、または人づてに、僕に箴言を伝えてくれた。「夜は必ず明ける」と。(P124)