とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

リバプール、最初よけれど次第に失速。最後はファンペルシーが試合を決めた。

 リバプール、ホーム・アンフィールドでのアーセナル戦。スアレスが復帰するも、ジェラードがケガで欠場。だが序盤はかなり積極的に仕掛けてきた。対するアーセナルも前節0-2から逆転の勝利。その時のメンバー、その勢いのまま、厳しいプレスで対抗する。序盤から中盤で激しい攻防が展開された。
 8分、アルテタからのサイドチェンジにウォルコットが走り込みシュート。逆サイドのポストに当たる。リバプールも10分カイトがミドルシュートを放つと、18分、スアレスがカイトをポストにPA内に進入。飛び出したGKレイナの手が当たったと判定され、PKを得る。しかしカイトが蹴ったPKはいったんGKシュチェスニーがはね返し、再度のシュートにも反応する。シュチェスニー、ナイスセーブ。
 ところが23分、先制点は突然リバプールに訪れた。カウンターから右SHヘンダーソンの高速クロスにコシエルニのクリアがゴールに飛び込んでしまう。痛恨のオウンゴール。その後もリバプールの攻勢が続く。25分、左SHアダムがドリブルで上がり、カイトから右サイド、ヘンダーソンに渡ってシュート。GKシュチェスニーが弾いたボールにスアレスが詰めてシュート。だが今度はポストに救われた。
 すると31分、アーセナルが一瞬のカウンターから同点に追いつく。ロシツキーから右サイドに送られたパスにサーニャがクロス。DFのマークを受けつつも、ファンペルシーがピタリと合わせてヘディングシュート。さすが得点王のプレーでアーセナルが追い付いた。
 しかしその後も前半はリバプールが攻勢。40分、ダウニングのパスを受けてスアレスがDFをかわしながらドリブル・シュート。またもGKシュチェスニーが好セーブ。ロスタイム2分、左SBホセ・エンリケからのパスに左サイドを抜け出したアダムがクロス。カイトが合わせるが、シュートはポストに当たった。
 後半に入ってもリバプール・ペース。1分、カイトのパスにスアレスがシュート。だがその直後、アルテタがヘンダーソンとぶつかって倒れる際に頭を打って長い時間ピッチに横たわる。結局、担架で運ばれ、ディアビと交代するが、これでお互い集中力が切れた印象。
 9分、ディアビのシュートはGKレイナがキャッチ。16分、ヘンダーソンのクロスをCBスクルテルがヘディング。右SBケリーが飛び込むが、直前でGKシュチェスニーが弾く。25分にはカイトのクロスにケリーがシュート。だがうまく合わせられずシュートミス。
 すると次第にアーセナル・ペースになってくる。26分、ソングが左に流して、ギブスのクロスにウォルコットがシュート。GKレイナがナイスセーブ。ここでアーセナルは29分ジェルビーニョ、36分オクスレードチェンバレンと攻撃の選手を投入する。リバプールは43分にベラミー、44分キャロル。
 しかし1-1のままロスタイム突入。このまま終わるかと思ったロスタイム2分、ソングの縦パスにファンペルシーが反応し、ボレーシュート。GKのニアサイドを抜いてアーセナルが勝越し。さすが得点王のプレー2発でアーセナルが執念の勝利を飾った。
 アーセナルはこれでリーグ戦4連勝で4位を死守。何としても来シーズンのCL出場は確保しておきたいところ。対するリバプールは連敗、3戦勝利なし。EL圏内の6位が遠ざかっていく。