とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

なでしこアルガルベ杯初戦ノルウェー戦はまずまずのスタート。京川も使ったしね。

 ポルトガルで行われているアルガルベ杯。初戦のノルウェー戦をようやく見終えた。ほぼW杯メンバー。欧州で戦うメンバーを主体に、宇津木をCBで起用した。
 だが序盤は、熊谷とのCBコンビがうまく機能しない。4分、FWメリッサ・ビークからFWヘーロブセンへ渡り、シュート。なでしこは何となく身体が重い。そして15分、後方からのパスを受けたヘーロブセンがミドルシュートノルウェイ先制。DF陣の詰めが甘かった。
 日本がようやくペースを取り戻したのは20分過ぎ。23分、阪口がミドルシュートを放つと、そこからのCKを川澄がヘディングシュート。33分には宮間からのスルーパスに澤が抜け出すが、ボール軌道横でコースを空けた永里がオフサイドの判定。
 35分には大野の縦パスを阪口が落とし、川澄がシュート。GKクヌツェンがナイスセーブ。37分、宮間のCKに熊谷がヘディングシュート。39分、宮間が見事なテクニックでDFをかわしてパスに永里がシュート。この場面はふかしてしまったが、永里はよく身体が切れて悪くない。
 ノルウェーも45分、クロスをDFがはね返したこぼれ球をボランチのトフテイムスがミドルシュート。ここはGK海堀の正面。そしてロスタイム、鮫島から宮間が左サイドを上がり、クロスに永里が飛び込む。ダイビングヘッドだと思うが、頭を通過したボールが足に当たってゴールに転がり込む。前半のうちに日本が同点に追い付いた。
 後半も序盤はノルウェーに勢いがある。3分、GK海堀が交錯して頭を打った直後のゴールキックのミスをFWビークに拾われ、クロスにヘーロブンセン。熊谷がよく競って、シュートはわずかに外れた。4分にもDFとビークが競ったこぼれ球をトフテイムスがシュート。ここはGK海堀がナイスセーブ。14分、左サイドをSHイサクセン(多分?)がワンツーで左サイドを上がってクロスにヘーロブセンがシュート。またもGK海堀が好セーブ。
 すると20分、阪口の縦パスを受けた川澄が反転してシュート。これがDFに当たってコースが変わりゴールへ。日本がついに勝ち越した。後半は鮫島が宮間とのコンビでよく上がり、チャンスを演出。この場面でも左サイドから中に入って上がってきた鮫島がノルウェーDFを惹きつけていた。
 その後は両チーム、交代枠を使って選手を交代してくる。日本は、高瀬、有吉、田中、伊藤、そして京川。41分には鮫島がドリブルから中に切れ込んでシュート。鮫島はフランスに渡って一段と積極性が出てきた。京川が活躍する場面は終了間際に1回ほど。ドリブルから切り返してシュートを放つがブロックされた。もっとスペースを与えて走り込む姿を見てみたい。
 ゲームはこのまま2-1で日本が勝利。まあかなりつきがあったとも思うが、次第に調子を上げていって、いい経験を積んでほしい。デンマーク戦は結局見ずに終わりそうだ。