とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ再開 中断期間の過ごし方の差? FC東京お疲れモードで大停滞

 Jリーグ中断前、ポポヴィッチ監督の下で走ってつなぐサッカーで魅せてきたFC東京。中断明けでさらに進化した姿を見たいと思って観戦したのだけれど、あれ? 走らない、つながらない、シュートも打てない、動き出しも鈍い。全くのダメダメサッカーでマリノスに完敗。中断中、いったいどんな練習をしたのだろう? たぶん相当な練習を課したんだろう。対して、ベテランぞろいのマリノスはオフをしっかり取ったのかな。 中断期間の過ごし方の差がゲームに現れたような気がする。
 雨の中、序盤からマリノスが積極的に攻めていく。1分、左SH斎藤がミドルシュートを放つと、2分には俊輔のスルーパスから小野が戻して、俊輔がミドルシュート。4分には俊輔のCKをGK権田とDFが弾き返すが、マルキーニョスがヘディングシュート。FC東京の初シュートは9分、谷澤のミドルシュート。GK飯倉が悠々キャッチ。
 14分、俊輔の縦パスから右SB小林がクロス、マルキーニョスのスルーパスに小野が走り込む。ボランチ高橋がかろうじてクリア。それにしてもFC東京が、渡辺に、ルーカスに、梶山に全くボールが収まらない。20分には左SBドゥトラの縦パスにマルキーニョスが左サイドを走り込み、クロスに小野がシュート。オフサイドの判定に救われたが、ギリギリだった。
 そして31分、俊輔の戻しのパスをボランチ富澤がスルーパス、兵藤が抜け出してシュート。マリノスが先制点を挙げた。35分には俊輔の縦パスから斎藤が反転して抜け出し、最後は兵藤がシュート。これはGK権田がナイスセーブ。38分には俊輔のCKに中澤がヘディングシュート。枠を外したが、前半はマリノスが圧倒した。
 FC東京は前半37分、右SB椋原に代えてCB加賀を投入、徳永を右SBへ。さらに後半頭から左SBを太田に代えて中村北斗。状況を打開しようと積極的に選手を交代してくる。だが、マリノスの優勢は変わらない。プレスも早いし、斎藤を代表にボールを持てば個人で仕掛け、先手を取る。FC東京は前線の選手に動き出しがないため、ボールを持っても下げることが多いし、個人的なチャレンジもほとんどない。19分にはCF渡邉に代えて左SHに河野を投入、ルーカスをトップに上げる。河野は積極的に走り回るが、他の選手がついてこない。
 26分、俊輔のFK。GK権田がナイスセーブ。直後のCKに富澤がヘディングシュート。何とかDFがクリア。さらに小野から兵藤のクロス。斎藤、マルキーニョスが飛び込むが、DFがクリアする。FC東京は後半41分、長谷川がミドルシュート。これがゲームを通じて3本目のシュート。これでは勝てない。
 結局このままタイムアップ。FC東京は厳しい再スタートとなった。グランパスアントラーズに後半逆転勝利。こちらの方が観たかった。つまらないゲームを観てしまった。