とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC、ニューカッスル相手には苦戦しつつも快勝。ニューカッスルの方が心配。

 前節のマンチェスター・ダービーに苦杯を喫したマンC。前日に続いて2日連続でシティのゲームを観た。相手はニューカッスル。昨シーズン、ニューカッスルの好調を引っ張った中盤の両核、ベンナルファとキャベイユをケガで欠き、ここまで14位、ここ最近7試合勝利なしと苦しいゲームを強いられている。だがホームの声援をバックに序盤からニューカッスルが積極的に攻めてきた。
 2分、スローインからCHティオテのクロスをFWシセがボレー。GKハートがスーパーセーブで弾き出す。続いて5分、右SHアニータのCKが直接ゴールに向かう。またもGKハートがセーブ。さらに6分にもアニータのFKをヘッドで戻し、FWデンバ・バが飛び込む。
 守勢に回ったマンCだったが10分、CHヤヤ・トゥーレが中盤の底から長いスルーパス。右SHナスリが抜け出し、GKクルルが飛び出したところで中へパス。FWアグエロが押し込んで、それまで押し込まれていたマンCがワンチャンスで先制した。
 こうなるとマンCペース。13分、左SHダビド・シルバアグエロとのワンツーで抜け出し、クロスにFWテベスがシュート。GKクルルがセーブ。15分、またもY.トゥーレのスルーパスにナスリが抜け出しクロスを入れるが、中で届かない。20分、右SBサバレタからD.シルバのスルーパス。ナスリのシュートはポストを叩き、はね返りをアグエロがシュートするがDFがクリア。
 ニューカッスルはアニータからのセットプレーでチャンスをつかむ。25分、アニータのFKをCBウィリアムソンが落とす。GKハートがクリアするとCBコロッチーニが拾い、クロスにウィリアムソンがシュート。だがマンCの勢いが上回る。28分、D.シルバからY.トゥーレの縦パスをアグエロが受けてテベスが右に展開、ナスリのクロスにアグエロがシュート。Y.トゥーレも含めた5人の連携がバッチリ。面白いようにパスがつながる。ニューカッスルは31分、シセがロングシュートを放つが、ゴール前までは入っていけない。
 だが37分、ナスリがチェックを受けて足の付け根を痛め、コラロフに交代。38分、D.シルバがドリブルで前進、右に流しテベスがシュート。GKクルルがセーブ。そして39分、D.シルバのCKをCHハビ・ガルシアがヘディングシュート。ファーポストにいた左SBサントンがクリアミスしてゴールに転がり込む。前半のうちにマンCが追加点を挙げて2-0と突き放した。
 しかし後半に入ると再びニューカッスルが前半序盤の勢いを取り戻す。3分、ティオテのクロスにD.バがヘディングシュート。さらに左SBサントンが積極的な上がりでゴール前まで進出。シュートはサイドネットを揺する。そして6分、アニータのCKのクリアをコロッチーニが戻りながらバックキックでゴール前に放り込むと、残っていたD.バがヘディングシュート。後半早い時間にニューカッスルが1点を返す。
 これで勢いを増したニューカッスルが積極的に攻めていく。受け身に回るマンC。8分、アニータからのパスを受けてシセが反転シュート。バーの上。19分、アニータのCKにD.バがシュート。ボールはサイドネット。23分、CHパーチからのパスを受けてD.バがミドルシュート。GKハートの正面。
 ニューカッスルが遠目から積極的に放り込み、ゴールまでD.バとシセで勝負を賭ける。マンC守備陣が必死の守り。特にクリシーサバレタの両SBが身体を張る。27分には途中出場のコラロフに代えジェコを投入。さらにレスコットを準備する。
 すると押されていたマンCが33分、D.シルバのスルーパスサバレタが回り込み、クロスにY.トゥーレがシュート。ウィリアムソンの股下を抜いた。ゴール。マンCが3点目を挙げて突き放す。直後にテベスに代えてレスコットを投入。5バックにして守備を固める。
 ニューカッスルはシセに代えてショラ・アメオビ。さらに右SBシンプソンに代えてファーガソンを入れ反撃を仕掛ける。37分、D.バがドリブルで中に切れ込みシュート。40分、左ShグティエレスのクロスにSH.アメオビがヘディングシュート。だがマンCの守りが堅い。結局このまま逃げ切ってマンCが久し振りの勝利を挙げた。
 マンCは前節首位決戦に敗れた以上、またこうして一戦一戦勝利を積み重ねていくしかない。それよりもニューカッスルが心配。このゲームでもけっして悪い出来とは思わなかったが、巡り合わせが悪い。この後、正月にかけて厳しい日程で強豪相手のゲームが続く。特にマンUには勝ってほしいけど、その頃には香川も出てくるかな。プレミアリーグは降格圏内のチームの争いも面白い。